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必読!無料「空き家」のカラクリと留意点!〜健全な田舎暮らしを手に入れるために!

必読!無料「空き家」のカラクリと留意点!〜健全な田舎暮らしを手に入れるために!_田舎で暮らそう

最近話題の「無料空き家」。様々な地方自治体で移住支援の施策としても見聞きすることがありますよね。なぜ、「家」が無料になるのか?!何か大きな落とし穴があるのではないかと、疑心暗鬼になってしまう方も多くいるかと思います。

皆さんの不安を解消するために、「無料空き家」のカラクリや注意点、メリット・デメリットについて詳しく掘り下げ、紐解いていきます。

「無料空き家」という選択肢をご存知ですか?

日本には「無料空き家」が存在する!!

「家」を無料で借りられる又は、譲渡して貰える、そんな「無料空き家」の存在を知っていますか?

日本の様々な地域で、「無料空き家」は展開されています。地方移住や田舎暮らしを考えた際に、ネックになるのが住まいと仕事。「無料空き家」を活用すれば、「住まい」というハードルをまずは超えることができます。

「無料空き家」について、知識を深め、健全な田舎暮らしをスタートしてみませんか?

なぜ??「無料空き家」が存在するのか!?

「タダより怖いものはない」という諺があるように、「ゼロ円」、「無料」って少し警戒してしまうことってありますよね?いくら「家賃無料で家を借りられますよ」とか「無料で家を差し上げます。」と言われても、「なんで?」と訝しんでしまいます。

この章では、「無料空き家」がどうして存在するのか、その背景とカラクリをご説明します。

知っていますか?日本の「家余り」現状

平成30年(令和元年)に報告された、総務省のデータによると、日本にある総住宅数は、6240万7千戸、総世帯数は 5400万1千世帯となっています。

およそ、848万9千戸は「空き家」となっており、日本独特の「家余り」の現状が続いています。

少子高齢化による人口減少、日本特有の新築偏重の考え方、税制上の理由などから、「住宅供給過多」の状況は、今後はもっと顕著になっていくことが予想され、国も様々な「空き家対策」を講じています。

参考:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

「空き家」を持て余す人々

最近では、相続した家を持て余してしまう人も多くいます。自分は都内のマンションを購入し、田舎の実家の対処に困っているという話もよく聞こえてきます。

国は、平成27年(2015年)に「空き家対策特別措置法」を施行しました。これは、「放置空き家」による、周辺環境の治安・景観・衛生の悪化などを未然に防ぐための措置です。

「空き家」を放置した場合には、「特定空き家」に指定されます。

「特定空き家」に指定されてしまうと、最大で固定資産税が6倍となったり、家主負担で強制的に「空き家」を撤去されたりする恐れがあります。法第2条第2項に以下のように「特定空き家」の定義について記されています。

「特定空家等」とは

  1. 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
  2. 著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  3. 適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
  4. その他周辺の生活環境の保全を図る為に放置することが不適切である状態 

 参考:https://www.mlit.go.jp/common/001080534.pdf

「空き家」を放置し、「特定空き家」に指定されることは、金銭面で大きなリスクとなります。その他にも「空き家」を放置することは、近隣住民の方に悪害(害虫の発生、ゴミの不法投棄・犯罪利用etc・・)を及ぼし、クレームや損害賠償責任を追うことにもなりかねません。

それならいっそ、取り壊して「更地」にすればいいと考えてしまいがちですが、日本では、住宅用地には固定資産税や都市計画税の軽減措置があります。なので、更地にするよりも、「家」をそのまま建てていた方が金銭的な負担が小さいのです。

負の「資産」となってしまった、「空き家」の対処に悩んでいる人は数多くいます。

タダでもいいので住んで欲しいのが実情

人が住まなくなってしまった「家」の老朽化は、人が住んでいる時よりも早いスピードで起こります。

毎日の換気や掃除、草むしりなど、遠方に住んでいる人には難しいのが現状です。そうかと言って、「放置」することもできず、定期的な「空き家」のメンテナンスが負担となっている家主もいます。

このような現状の中、最近では、「空き家」管理の代行サービスを提供する会社もあります。ですが、固定資産税の他にまた経費が嵩むことになり、それならば「無料」でも構わないので、誰かに住んでもらった方が安心でお得だと考える家主さんが増えてきたのです。

そもそも、「家」とは、人々が生活を営む役割の物。人が住むことによって、「家」は本来の輝きを取り戻し、「空き家」による、様々な悪影響を遠ざけてくれるのです。

「無料空き家」のメリット・デメリット

「無料空き家」のメリット

「無料空き家」の1番のメリットは、土地や建物を取得する費用を格段に抑えられることです。また、地方へ行くほど、「無料空き家」は多くなっているので、田舎暮らしを考えている人には、特にメリットがあります。

自分好みにリノベーションするができるのも魅力。DIYが好きな方は、少しずつアレンジしながら「我が家」の完成を自分の目と感覚で楽しめます。

「無料空き家」のデメリット

「無料」とは言っても、諸々の税金などの費用は発生します。

「無償譲渡」の場合でも、贈与税、不動産取得税、登録免許税、固定資産税などの支払いが必要です。贈与税の場合は、資産価値が110万円に満たない「空き家」であれば、発生しません。

また、「無料空き家」は、築年数が古くほとんどの場合、構造の補強や修繕が必要となってきます。トイレが和式だったりと、キッチン等の様式も古いです。自分好みに自由にカスタマイズできる点は良いですが、それなりの費用が発生することを想定する必要もあります。

他にも「無償譲渡」の場合は、不動産仲介業者が介入しないため、譲渡に関する細かな手続きや調査、サポートを自分で行う必要があります。贈与税に関して税務署で調べたり、譲渡契約書を作成したりと、細かな作業を自分で行う必要が出てくる可能性もあります。

デメリットから考察する留意点!!

「無料=全くのタダではない!」ということを認識しておくことが大切!税金や修繕費用など、よくよく考えた上で、譲渡してもらうかどうか決断しましょう。

「譲渡してもらう」のは、荷が重いと感じた場合は、家主さんに、安い賃料で借りることができないのか交渉するなど、自分の現状に合わせた無理のない選択をしましょう。

「無料空き家」を見つける方法!

個人間で譲渡のやり取りをする!

住んでみたい土地へ出向き「空き家」を持っている人を探して譲ってもらう方法です。

原始的な方法で、かなり労力を使いますが、地元の人との交流を作ることもでき、良い物件と巡り会える可能性もあります。

移住者を誘致している団体や自治体の機関に相談すれば、「空き家」情報や「空き家」の所有者に結びつき、好みの「物件」を見つけられる可能性も広がります。

マッチングサイトを利用する

最近では、「空き家」を譲渡したいと考える人も多く、専用のマッチングサイトがあります。「空き家バンク」「家いちば」「空き家ゲートウェイ」など、一度は目にした事があると思います。

マッチングサイトでも、「無償譲渡」の物件の情報は多くはないですが、コツコツと包括的に探すことができ、掘り出し物物件を見つけられる可能性があります。

知っておきたい、地方移住の3つの形!

いざ、自分好みの「空き家物件」を見つけたとしても、その土地の風土や生活スタイルに馴染めないと、快適な地方での生活は望めません。

「物件」の条件だけにこだわりすぎず、多角的な広い視野を持つ事が大切。移住先の地域の雰囲気を知り、実際の暮らしをイメージして、移住先や物件を選びましょう。

①地方都市への移住

長野県の「松本市」や、山梨県の「甲府市」など、地方都市へ移住するパターン。

インフラや娯楽施設、飲食店等が整っている地方都市では、都内と変わらない生活を送ることができます。教育水準も田舎よりは高く、お子さんがいる方にも人気です。

物価の水準は田舎と比べやはり高くなります。都内よりは、人口も少なく忙しなくはないですが、自然がいっぱいの、のどかな雰囲気はありません。

②北海道や沖縄、軽井沢などの観光地への移住

北海道や沖縄、軽井沢などの観光名所を訪れて、「ここで暮らしたい!」と移住を決意する場合。

観光名所なので、自然が美しいのが魅力です。ロケーションや雰囲気も良く、田舎ですが、洗練されたお店や施設があるなど、暮らしやすいです。

ですが、観光地なので、物価は高め。また、シーズンの時になると多くの観光客が訪れ、交通渋滞や混雑に悩まされることもあります。

③過疎地や秘境への移住

「無料空き家物件」に一番、出会える可能性が高い移住地です。

家庭菜園をしたり自然を存分に感じる事ができるのがメリット。田舎暮らしを心から楽しみたい人にオススメです。物価も安く、ご近所付き合いのお裾分け文化もあるので、生活コストは抑えられます。

過疎地のような、集落にはその土地土地の習慣やご近所付き合いなど、都会では感じないコミュニティーが形成されています。そのようなコミュニケーションを煩わしく思わず、地元の方との関わりを大切にしながら、生活していく事が重要です。

実は、東京近郊にもある!?「無料空き家」

東京近郊には、なかなか「無料の空き家」はありませんが、奥多摩エリアなどの交通アクセスの不便な場所等には、低価格の「物件」が眠っています。

アクセスが不便とは言っても、都心へ出るのに1時間半程度です。自然も感じることもでき、都心へも気軽に行く事ができます。

「空き家」の増加に伴い、今後ますます「空き家売買」や「無償譲渡」は増えてくると予想されます。

場所や条件で判断するのではなく、自分に合った「空き家」がないか、探してみると、掘り出し物が見つかる可能性があります。

無料でも、ライフスタイルを見極めて決断を!!

ついつい「無料」ということで、「譲渡してもらう」という決断を安易にしてしまいがちな「無料空き家」。ですが、どんな時も「住まい」についてはじっくりと考える必要があります。

しっかりとした知識を得て、また、自分の求めるライフスタイルを明確にし、譲渡してもらうのかどうかを判断しましょう。

健全な移住をするためには、しっかりとした計画と知識が必要です。

ご相談は「空き家活用株式会社」へ

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どのように活用したいかの目的や、ご希望の地域などをお知らせいただければ、それを元に弊社スタッフが対応いたします!

一緒に空き家の問題を解決していきましょう。
麻衣子(Smiycle)
この記事を書いた人
旅行会社勤務を経て、フリーランスのライターへ転身。古民家シェアハウスに住み、Airbnbを利用して海外を旅した経験から、日本の空き家問題に興味を持ち、明るい未来に繋がる記事を書いています。