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【空き家相談事例】隣県に所有する「実家」処分に悩むO様の場合/後編

【1日でも早く心配の種をなくしたい】

ここまでお話をさせていただいて、いかがでしょうか?

ご主人:実を言うと最近、体の衰えをますます感じるようになってきていて…。(※ご主人は脳梗塞による、半身麻痺の後遺症があります)

 1日でも早く実家の問題を解決して、心配の種を無くしたい、というのが今いちばん強い気持ちなんです。

なるほど。では、売却処分がご希望ということですね。

ご主人:そうです。ただ気がかりなのは、売却するとなった時にかかる色々な費用で、こちらがお金を払って家を引き取ってもらうような形になってしまうんじゃないかと…。

—登記費用や仲介手数料が売却代金以上にかかって、足が出てしまうんじゃないか、というご心配ですね。

O様のケースだと、司法書士の方に登記関係のことを全部やっていただいて、その費用がおそらく30〜40万円。仲介業者を頼んだとして、手数料は売却代金から登記費用を引いた額の5%ぐらい、というイメージになるかと思います。

ご主人:じゃあ、実家に残ったままの荷物の処分を業者に頼んだとしても、200万円で家が売れればその中でおさまりそうですね。

 手元に残るお金は無くても、持ち出し費用さえなければかまわないから、とにかく少しでも早く、というのが一番の望みかな。

土地の売れた値段よりも支払う費用の方が多くならない範囲の値段設定で、1日でも早く話が進むように、ということですね。

では、スピード感を持って進めていきましょう。

【意思決定能力の有無が不明な親族が懸念】

前回お話をうかがった際に、障害者施設に入居されているご親族がいらっしゃる、というお話でした。

奥様:はい、私の姉です。頭を打った後遺症で知的障害があります。

具体的にはどういった状況でしょうか? たとえば、初対面の人が「お名前を教えてください」「誕生日はいつですか?」という質問した時に受け答えはできるのか、というようなことですね。

ご主人:それはできます。実は先日、施設に会いに行く機会があったので「実家を処分を進めてもいいか」と聞いてみたんです。

 その時は、「それでかまわない」という風に言っていたんですが…

なるほど、お姉様から口頭での意思の確認はできたんですね。

ただ、ご家族の間でそうした意思確認が取れていたとしても、あとで司法書士の方が手続きを進める際に「意思決定能力が無い」と判断して、話がストップしてしまうケースもあるんです。

奥様:そういうこともあるんですね。たしか、意思決定能力が無い場合は成年後見人を立てなければならない、というお話でしたね。

はい、そうです。成年後見人をつけるという場合には、手続きに二、三か月かかります。

ですから、まず司法書士の方にお姉様と会ってもらって、意思決定能力の有無を判断してもらってから話を進めていく方が良いかと思います。

ご主人:どんな司法書士の先生がいいのか、どんな書類が必要なのかといったことがまったくわからないので、その辺を教えていただければすぐにでも用意します。

 お願いできますか?

はい、お任せください。ではまずは、司法書士の方を手配して、用意していただく必要のある書類を聞いておきましょう。

ご期待に添えるよう、スピーディに進めたいと思います。

ご夫婦:はい、よろしくお願いいたします。

【編集後記】

空き家活用株式会社にて、現在も手配と準備をすすめています。

O様が納得できる結果になるよう頑張ります!

売却が完了次第、結果を追記いたします。お楽しみに!

(了)

<「空き家」に興味が湧いた皆さまへ>

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「未活用物件」「空き家」の情報を自治体さまとの連携などもしながら収集し、関わる方のお悩みに相談する窓口としての専門会社です。
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Leo
この記事を書いた人
元月刊誌編集者・元プロキックボクサーのフリーライター。コロナ禍を機に飼い始めた猫に夢中です。