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「空き家」に光を!コロナ禍だからこそ見えてきた新たな「空き家」の活路

コロナウィルスが猛威を振る中、ニューノーマルな生活スタイルが注目されています。

リモートワークやテレワークが浸透したことによって、通勤する意義はその価値を問われ、働く場所に囚われない生活は、もはや夢物語ではなく、より現実味を帯びてきています。

それだけでなく、新しい働き方は、「空き家」の新しい可能性を見出しました。

今回は、コロナ禍で生まれたニューノーマルがもたらした「空き家」の活路について、一緒に考えていきましょう。

もう一度、「空き家」と向き合ってみませんか?

誰しもが「空き家」を所有する未来はそう遠くはない!

2019年4月26日に総務省統計局により発表されたデータによると、日本の「空き家」の数は、およそ846万戸。

総住宅数6242万戸に対する空き家率は13.6%と過去最高の数値となっています。

人口減少の著しい地方の過疎地域だけでなく、人口流入の多い都心部であっても空き家率は10%を超えているのが現状です。

政府や地方自治体も、増え続ける「空き家」に対して、「空き家特別措置法」「空き家バンク」などで対策を講じています。

「空き家特別措置法」では、「空き家」を放置することへの監視と罰則の強化が図られ、「空き家バンク」では、「空き家」の有効活用を促進しています。

参考:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf

団塊世代が高齢化へ、団塊ジュニアは「空き家」所有者に!

1947年〜1949年に生まれた「団塊世代」が、2025年には後期高齢者(75歳)を迎えます。

働き盛りの頃に高度成長期を支え、バブル期を経験した世代。

日本特有の新築信仰やマイホーム、別荘の購入などが国を挙げて叫ばれていた時代、日本にはどんどん新しい「家」やマンションが建ちました。

その一方で、日本人の生活水準は向上し、生活スタイルは劇的な変化を遂げ、家を継ぐことや、3世帯、2世帯で生活するということは少なくなり、核家族化も進みました。

親世代から「家」を相続しても、既に自分たちの「マイホーム」があるという状況の中、「空き家」は必然的に増えることになります。

少子高齢化社会の日本では、人口は減り続けていますが、新しい「家」は建ち続け、「空き家」も増え続ける「家余り」という奇妙な現象が起こっているのです。

団塊世代が高齢を迎え、老人ホームへ入所したり亡くなってしまった場合、ますます「空き家」は増えていくことでしょう。

日本の「空き家問題」は、他人事ではなく日本で暮らす以上、目を背けてはいけない誰しもに起こり得る身近な問題です。

リモートワーク×空き家=ワーキングスペース

コロナウィルスの流行は、私たちの生活や人体に強大なインパクトを与えました。

マイナス面が頻繁にクローズアップされますが、コロナ渦で生まれたニューノーマルな生活スタイルは、必ずしも悪いことばかりではありません。

緊急事態宣言の発令に伴う「ステイホーム」期間中に、家族との時間や自分の時間が増えた人も多く、これまでのライフスタイルや働き方を見直したりと、意識や価値の変化をもたらしています。

飛躍的に進んだものの一つが、「リモートワークやテレワークの浸透」です。

リモートワーク・テレワークの浸透は、働く場所に囚われない新しい居住スタイルの実現に向けての大きな一歩となり、地方移住への関心も高まっています。

リモートワーク・テレワークが抱える悩み

リモートワーク・テレワークが浸透していく一方で、急激に変容を余儀なくされた自宅でのリモートワーク・テレワークにおける悩みや問題点も浮き彫りになってきました。

【在宅で仕事をする際の問題点や悩み】

◆ONとOFFの区切りがしにくいため生産性が落ちる

◆Wifiなど通信速度が遅い

◆これまで生活するための家だったので、仕事スペースを確保できない

◆共働きでリモートワークとなったため、テレビ会議の時など気を遣う

◆家では生活感がありすぎて、集中できない

リモートワーク・テレワークの悩みは「空き家」が解決!?

上記のような、リモートワーク・テレワークの問題や悩みの解決策として、今、「空き家」が注目を集めています。

現状暮らしている家で仕事場を確保するには、間取り的にも広さ的にも難しく、しかしながら家賃の高い都心部に仕事用の家を別に借りたり、ホテルの一室を仕事場にするのは経済的にも厳しい人が多いはず。

親から相続した「空き家」が地方にある、近所に使われてない「空き家」があるなど、「空き家」を仕事場として再生させることは、「空き家」の有効活用の一つです。

Wifiの設備を整えたり、広いデスクを用意したり、自分の好みの「仕事場」としてアレンジすることもそう難しいことではありません。

広いスペースを確保できるので、三密も回避でき、生活環境と職場環境のメリハリも保てます。

定期的に訪れることによって、「空き家」のメンテナンスや管理もでき一石二鳥です。

<次ページ:「空き家」は「資産」であることに気づこう!>

麻衣子(Smiycle)
この記事を書いた人
旅行会社勤務を経て、フリーランスのライターへ転身。古民家シェアハウスに住み、Airbnbを利用して海外を旅した経験から、日本の空き家問題に興味を持ち、明るい未来に繋がる記事を書いています。