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コロナ禍の実家対策。親子で揉めない「終活」具体策で、空き家にはしない!

『終活』という言葉を聞きますと、老後になって自分のためにお葬式の準備や財産の整理などを本人が行うことだと思う人がいますが、実は『終活』は本人だけでなく家族で考える必要があります。なぜなら、実際親の財産などを相続するのは家族で、財産の整理などがされていないと苦労をするからです。とくに帰省など家族で会うこと、実家に訪れることが困難なコロナ禍。親だけで暮らす実家にどう対応したらいい? 今回はそんな終活の中で、最も注意が必要な財産『空き家』についてスポットを当てて考えていきたいと思います。また、どうしても終活は人の死に関わるナーバスな問題です。この記事では、親と終活の話を進める際に、揉めない方法も一緒に解説いたします。

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実家が空き家になる予定なら今すぐ終活をはじめよう

実家が空き家になるという未来

一昔前は、家を継ぐイコール親の家に子どもが家主となって住むという時代がありました。しかし現在の日本では核家族化がすすみ、それぞれの家族がすでに家を持っているため、親の家を相続して住むという人が減っています。そのため、今は親が住んでいる実家も空き家になる可能性が。

また、コロナ禍によって実家を管理しようにも田舎に行くこと自体が難しい場合もあるのです。

空き家の相続をしますと、固定資産税などの税金、空き家の管理費、火災保険、水道電気代など維持するためにお金がかかります。

人が住んでいない家だからこそ、家を老朽化させないために管理が必要です。そうした老朽化した家の壁が崩れて歩行者にケガを追わせた場合などは賠償が必要となるため、火災保険にも加入することが必要です。

実家を相続する可能性がある人は、くれぐれも安易に相続したために、負の財産を殖やす結果とならぬように、空き家の維持することの難しさを事前に知っておきましょう。

空き家の終活は親だけでは進められない

この将来的な空き家に対する終活は、親だけでは進めることができません。なぜなら、空き家の整理の為には事前に家具などを処分することも必要ですが、必要最低限まで家具を捨てるとなると人出や費用、そして何よりも『思い切り』が必要となります。

家財はいざ処分しようとしますと、なぜだかどれも必要なものに見えてくるのです。家に住んでいる親だけで処分する家財を決めるのは、本当に決断が難しいことと言えます。

さらに将来空き家となる家だとしても、現状ではまだ親が住んでいる家です。家の終活をすることがまるで自分の「死に支度」をしているようで、嫌な気持ちになる人もいるでしょう。だからこそ、家族で協力をしてすすめる必要があるのです。

家具処分のための業者探しや家財の整理などを手伝うだけでも、家の終活をするためのきっかけとなると思います。空き家の終活をしながら、相続後にはどのようにするのが親としても家族としても良いのか話し合うことをおすすめ致します。

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大倉りょう
この記事を書いた人
雑誌編集を経て、現在はフリーの編集ライターに。空き家や外壁塗装など家周りのライティングが得意。「家の間取」を眺めていれば、ごはん三杯までいけます。