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東京・地方の空き家活用施策事例紹介 自治体の制度を利用した賢い空き家対策とは

地方の自治体で行っている空き家活用事業

地方 空き家の現状

現在日本には、846万戸もの空き家があります。

日本に存在する住宅の内、その13.55%は空き家のため、地方でも空き家問題は今や国家問題といえます。

地方では人口の減少により、都心よりもさらに空き家問題が深刻です。

ここでは、地方の自治体による空き家への補助金等をご紹介します。

地方の補助金等、実際の条例を紹介

空き家改修費補助金

鹿児島県日置市≫

市へ「空き家活用計画承認申請書」を提出し、承認されると上限額(20万円、市内業者が施工の場合は30万円)はありますが、改修費用の二分の一の補助金が出ます。

日置市に移住して、改修した空き家に住む場合でも適応されますので、相続した空き家への居住を考えるのであれば、是非利用しましょう。

その他にも簡易宿を開業する場合などでも、この制度は利用することができます。

参照:https://www.city.hioki.kagoshima.jp/teiju/ijuteju/shien/akiya.html

山梨県富士川町≫

山梨県の富士川町や岡山県の赤磐市では、自治体の空き家バンクに登録された物件を購入、または賃貸した場合に改修費補助金を申請することができます。

空き家を相続するなどして、所有した場合には利用できませんが、空き家バンクに相続した空き家を登録することで、空き家を処分できる可能性が上がります。

参照:https://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/chosei/info/akiyakaisyuuhihojyokin.html

岡山県赤磐市(赤磐市 移住・定住ポータルサイト)≫

参照:http://www.city.akaiwa.lg.jp/iju/sumu/akiyakaishu.html

長野県富士見町≫

長野県の富士見町の場合は、空き家を相続などして所有した場合の所有者でも改修費補助金を使うことができます。

空き家の所有者が改修する場合は、改修後10年以上住宅として活用するなどの条件はありますが、移住を考えている場合は、非常に頼りになる補助金制度です。

参照:https://www.town.fujimi.lg.jp/page/akiya-hozyo.html

危険空き家等除去事業

石川県金沢市≫

石川県金沢市では、様々な空き家対策に乗り出しています。

空き家セミナーの開催や、個別相談会の開催、空き家管理、空き家バンクなどなど。

そんな空き家対策の中でも、危険空き家除去事業では、危険空き家の所有者が自ら行う空き家等の解体工事費の一部を助成します(補助限度額は50万円)。

金沢市では、空き家についてのさまざま窓口があるので、金沢市に空き家を所有している場合は、まずは一度相談をしてみると良いでしょう。

参照:https://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/23603/1/20p_web0906.pdf

空き家総合相談会上手に利用する

先ほどの石川県金沢市でも触れましたが、自治体によっては空き家の相談会を行っています。

空き家を所有している方、管理している方。空き家にまつわる様々な疑問に対し、無料で専門家に相談することができます。

仙台市や、和歌山県では定期的に開催されていますので、所在地が該当する場合は相談会を利用しましょう。

仙台市 空き家相談会≫

参照:https://www.city.sendai.jp/shiminsekatsu/kurashi/anzen/anzen/mewaku/documents/akiya.html

和歌山県 空き家なんでも相談会≫

参照:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/080800/d00155960.html

所有している空き家に使える補助金等の調べ方

自治体のHPを検索しよう

ここまで空き家の補助金、助成金について全国の自治体をご紹介しました。

でもこれは、ほんの一部に過ぎません。

実際に所有している空き家で利用することが出来る補助金等は、どのように調べればよいのでしょう。

まずは、各自治体のHPにアクセスし、HP内で検索を。「空き家 改修費 補助金」、「リフォーム 助成金」などのワードを入れて検索することで、その自治体に制度があるかどうか分かります。

ただし、自治体によっては、更新などがあまりスムーズにいっておらず古い情報がヒットすることもありますので、必ず申し込み期限などチェックをしましょう。

空き家のある住所地の役所へ行ってみよう

検索の仕方によっては、上手く制度を見つけ出せない場合や、自治体によってはネット上に反映されていない場合もありますので、空き家の所在地にある役所に赴くのもいいでしょう。

とはいえ、今は新型コロナウイルスの影響で、役所での相談も予約制の場合があります。

まずは空き家の所在する地域の役所に電話をし相談してから、役所に行くことをおすすめ致します。

空き家の活用方法は空き家活用株式会社へご相談を

空き家の助成金だけでは損をする 賢い空き家活用のために

空き家を相続した場合、多くの人が売却を考えます。

でも空き家の場合、売却するにはリフォームや解体が必要となる場合が多く、売却費用よりも金額がかかってしまうことがあるのです。

助成金や、空き家のための制度を賢く利用することで、空き家はお得に売却や活用することができます。居住する場合も、助成金を知らずにいたら100万前後の損をする場合も。

そんなことにならないためにも、空き家に対する地方自治体の取り組みや情報をしっかりと知ることが重要です。

空き家をよく知る「空き家活用株式会社」だからできること

空き家活用株式会社では、空き家問題の解決するために日ごろから空き家の調査を行い、現在も多くの方に空き家情報をご利用頂いています。

空き家を活用するために、一番大事なこと、それは…情報を掴むことです。

空き家を管理する場合、売却する場合、居住する場合など、空き家の利用条件によって、欲しい情報は変わります。弊社にはそんな空き家情報をお客様にご提供することが出来ます。

また相続した空き家について、どのようにしたらいいか何も分からない場合でも、ご提案することが可能です。弊社には、様々な空き家に対するノウハウがあるのです。

まずは一度、お気軽にご相談下さい

相続や譲渡などにより空き家物件を所有した場合は、物件の管理方法についても考えなければいけません。ご自身が利用する場合は問題ありませんが、空き家を維持・管理するのは意外と時間や費用が掛かるものです。

このような場合に所有者の助けとなるのが、空き家管理サービスです。

今回は代表的な空き家管理サービスの比較のほか、管理サービスに依頼する場合のメリットや選定方法についても解説し、ご参考頂ける内容となっています。ご状況やニーズにあわせた管理サービスの選定にご活用ください。

大倉りょう
この記事を書いた人
雑誌編集を経て、現在はフリーの編集ライターに。空き家や外壁塗装など家周りのライティングが得意。「家の間取」を眺めていれば、ごはん三杯までいけます。