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空き家を探している人必見!物件を検索する上での注意点と効率のいい方法を徹底解説

「物件」という言葉は日常的に耳にする言葉で、使ったことがない人はいないと思います。

しかし、「物件とは何か?」という質問に明確に答えることができる人は少ないのではないでしょうか。

この記事では改めて物件とは何を指すのか、その意味を解説。

さらに、物件探しをする際の条件や、あなたにとって”理想の物件”を効率よく探すための方法を、物件の種類・用途別に詳しくご紹介しています。

また、空き家を探す際に陥りやすい落とし穴と、そのリスクを回避するための予防策についても説明しています。

有益な情報をまとめているので、今物件探しをしている方、これから探そうと思われている方は最後まで読み進めて下さい。

物件とは?その意味と探す前に決めるべき5つのこと

物件とは何でしょうか?改めて意味を考えることで、あなたにとって「理想の物件」の条件とは何かが見えてきます。物件を探したい気持ちを抑えて、まずは条件を整理することが、理想の物件と出会う最短ルートです。

物件の意味

物件の意味を辞書で引くと「物品や品物のこと」とあります。

これは、物品などの動産だけではなく、不動産のことも指すことを意味します。

具体的には、不動産で「物件」という言葉を使うとき、「土地・建物・部屋」を指す言葉として使われています。

「物件探しはスタートで決まる!」決めるべき5つのポイント

物件探しを始める前に5つのポイントに絞って、あなたにとって理想の物件とは何かを考えてみましょう。

①土地・建物・1室

 →物件が不動産業界では、「土地・建物・1室」を表す言葉であることは先に触れましたが、ご自身が探しているのがどれなのかを絞ることが重要です。

②物件種別(戸建て・マンション・アパート)

③地域

 →特に古民家などの戸建ての空き家を探している方に多い傾向として、「まずは地域を定めずに探す」というものがありますが、都市部なのか地方なのかによって、効率の良い探し方が異なります。出来るだけ地域は先に決めるのがいいでしょう。

④用途

 →移住などを含めた居住用なのか、事業用なのかを先に決めることも大切です。後で詳しく触れますが、事業用途の場合、法的な整備基準があるからです。

⑤賃貸か購入か

 →投資や転貸などの目的ではなく、民泊などの事業用途をお考えの場合や一から事業を始める場合、賃貸か購入か迷うところだと思います。探し方によっては交渉することもできますので、出来るだけ負債なくスタートするのが望ましいでしょう。

物件が決まったらチェックすべき4つのポイント!

あなたにとっての「理想の物件」が決まったら、いよいよ物件探しのスタートです。良い物件があってもすぐに決めてしまうのは禁物!ここでは、気に入った物件が見つかった時に見るべきポイントを説明していきます。

①生活基盤(交通機関・病院・商業施設・公共施設など)

→戸建てを探している方は特にゴミ捨て場と自治会への参加などを確認しておく。

 ※ゴミ出しやご近所トラブルを避けるため

→病院 ※地方の場合は特に住民に対して医療機関や医療従事者が不足している現状がある

②ライフライン(電気・水道・ガス・トイレなど)

→地方では不動産会社が懇意にしている会社や、エリアによって決まっている会社があるので、特に個人間取引の場合は要確認。

→トイレは戸建ての場合、必須確認事項。特に地方の戸建てを事業用途で探している場合、下水道か浄化槽か汲み取りかを確認の上、浄化槽の場合は何人槽なのかも確認しておく。

 ※事業用途の場合、利用する人数が浄化槽のキャパシティをオーバーすると費用がかさむ場合がある。

③建物の老朽化や修復が必要な個所について予め確認する

→雨漏り(できれば雨天の日にも内見する、もしくはシャワーを屋根から流させてもらう)

 ※建物の修繕で一番大変なものが屋根・瓦などの修繕。雨漏りが長期間起きている場合は天井裏をすべて交換しなければならない場合も?!

→床の軋み(シロアリ被害は修復費用がかさむので、特に事業用途の場合は要確認!)

 ※畳をはがさせてもらうか、押し入れ上部の吹き出し口を確認する。

→庭(畑をやりたい場合は事前に相談を。除草する場合は1㎡あたり1万円程度の予算)

→建物の基礎に関わる欠陥

 ※事業用、居住用に関わらず、棟や梁に横一文字の亀裂が入っている場合は要注意!

④空き家となった原因=瑕疵について必ず確認をする

→心理的瑕疵と建物の瑕疵

 ※不動産会社が仲介する場合→重要事項説明書と瑕疵担保責任に免責が無いかを確認する。古民家などで費用が格安の場合、瑕疵担保責任免責が付帯している場合がある。

 ※空き家バンクなど個人間の直接取引の場合、教えてもらえない場合もあるので、必ず自分から確認をする。

 ※特に人が亡くなった場合、正しい処置をしていないと、害虫などによる修繕やニオイの問題が発生する場合も。

<次ページ:物件の種類・用途別おすすめの検索方法!>

sakuya
この記事を書いた人
リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。 次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。