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空き家に寄り添うKatsuyaku木村さんのチャレンジ

空き家に寄り添うKatsuyaku木村さんのチャレンジ_空き家が繋ぐ社会へ

手数料という成果以上に大きいもの

オーナーが1人で片づけられる量では無かったという。片付け業者にお願いして手離れする方法もあったがその選択肢を取らなかった木村には強い思いがあった。「空き家って暗いイメージがある。僕は仕事を楽しくやりたいし空き家って悪くないよね、ってイメージを作りたかった。あと、単純に安くしてあげたかった。仕事の観点からみても、バザーをやって周辺にも挨拶出来る。こんなコミュニケーションの機会はめったにない、とそう感じたんです」(木村)。

6か月をかけて、荷物はきれいになった。築100年の長屋。先代から続く“荷物”が残り続けたが、最終的には売却を決断し“荷物”の処分から売却手配まで木村を信頼して全てを託した。

最終的には上物は地主へ売却。所有者からは相当感謝されたという。『6か月をかけて得た手数料は正直大きいものではなかったんです。こんなこと毎度は出来ないですよね(笑)、しかし所有者から直接話を伺い、当事者意識で空き家の課題を経験し、解決することは、いずれお金以上の価値を生むと思うんです』と、今回の取り組みに何かのヒントを得たようだった。

解決の近道は、所有者のストーリーを聞く

空き家所有者には全く同じ事例が少ないと木村は言う。『所有者には所有者それぞれのストーリーがある。全て違うんですよね。物件のことだけでなく、どういう人生を歩んでこられたのか、家族背景もお伺いしないと所有者にとってベストな提案はできない』続けて『処分、売却すると決めたら任せてほしい。新築の売買とは違って事業者も大きな利益にならないのが事実。

空き家の問題は、我々のようなベンチャーならばフットワークも軽く、所有者の課題を解決できるかもしれない』と、所有者にメリットを出せるといった強い自信を覗かせた。

少子高齢化社会になり、空き家問題はさらに深刻化を増す。そうなると空き家を処分したり手に入れたりすることが、もっと容易にできる社会が必要だと感じた。すでに人口減のシナリオは始まっている。所有者が社会の為に空き家を手放す制度などもこれからは必要ではないかと。

『そうですね。所有者も思い入れのある物件を、例えばひとり親に貸す。立派な社会貢献ですよね。お金の価値だけじゃない部分で空き家が繋がる社会になってほしいと思います』(木村)

空き家に寄り添う木村のチャレンジはまだ始まったばかりだ。

(了)

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冨永潤一
この記事を書いた人
国立大学院を修了後、会社勤務するも1年で退職。のち、26歳で起業、デザイン会社で独立。諸事情でデザイン会社を売却、33歳で上場企業のサラリーマン(部長職)に。10年程度、宣伝・販促・広報業務に携わる。2017年10月、43歳でベンチャーを中心とした広報プランナーとして従事。2年で約20社の顧問に携わる。