空き家を活用する代表的な方法としては、以下のようなものがあります。
状態の良い一戸建てであれば、そのまま居住用として人に貸し出すのが最も簡単です。
賃貸経営に特別な資格は必要ありません。傷んでいる箇所や設備の故障などがなければ、クリーニングをするだけで貸し出すことができます。
家をまるごと賃貸する他にも、部屋ごとに分けて貸し出す、階で分けてシェアハウスにするといった方法もあります。
築年数が経っていて状態が良くない空き家では、必要箇所の修理やリフォームが必要です。しかし初めから大改修を行うのではなく、「賃料を◯◯円としたときに借り手のつくライン」と目標を定めて少しずつ行い、修繕費を抑えましょう。
また、賃貸で個人に貸す以外にも、コンビニや飲食店、シェアハウス・オフィス、コワーキングスペースなど事業者向けに貸し出すこともできます。
日本を訪れる外国人観光客の数は2012年を境に爆発的に増加しており、ホテルや旅館などの宿泊施設のニーズが高まっています。
出典:日本政府観光局(JNTO)※2019年の訪日外客数は1月〜8月分
2018年からは民泊新法が施行され、届け出をすれば民泊事業を行えるようになりました。
また、貸し手と借り手を仲介するAirBnB(エアビーアンドビー)のようなサービスを利用すれば、広告費を抑えて借り手を探すことができます。
古い空き家だとしても、昔ながらの造りが外国人にとってはかえって魅力的に映ったり、味としてとらえられることもあります。
宿泊者が快適に過ごすための修繕・清掃とトラブル対策は必要ですが、都内駅近の不動産という条件であれば、賃貸料よりも多い収入が見込めるでしょう。
都内駅近なら駐車場のニーズは多くあります。駐車場として活用できれば、家賃収入と同様に毎月安定した収入を受け取ることができます。
空き家を解体して駐車場にすると住宅用地の特例に当てはまらなくなるため固定資産税が高くなりますが、運営の維持費が少なくすむことがメリットです。
立地のニーズ、周辺の駐車場料金の相場、土地に何台駐車できるか(車1台につき必要な広さは約20㎡)を確認してみましょう。
また、初期投資を避けたい方はシェアリングサービスを利用するのもおすすめです。近年増加している駐車場のシェアリングサービスなら、空き家の駐車場スペースだけを貸し出すこともできます。
東京都は空き家の活用を推進するため、年ごとにモデル事業を実施しています。
2019年は、空き家の利活用モデルとなる事業プランを都内の起業家から募集し、採択された事業プランに空き家を提供した所有者の管理費相当額(固定資産税、都市計画税)を補助するという取り組みが行われました。
2019年の募集はすでに終了していますが、今後も同様の取り組みが行われることが期待されます。
たとえば2017年からスタートした住宅セーフティネット制度は、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子育て世帯など、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度で、登録住宅への支援として改修費に対する補助を受けられます。
補助の限度額は1戸あたり50万円、1~3の工事を含む場合は2倍となります。
また、低額所得者の負担を軽くするために家賃を下げたときには、家賃減額分に対して1戸あたり毎月最大4万円の補助を受けられます。
不動産として売却するときに予想よりも低い査定額となった場合、妥協して売却する前に活用することを検討してみましょう。
都内の駅前という条件を活かせば意外な収入源となる可能性も充分にあります。
しかし、物件の条件や事業の難易度によっては空き家活用で失敗することもあります。
その他に、空き家活用のアイデアや具体的な事例はこちらの記事で詳しく解説しています。
空き家を活用した事業の成功/失敗を分ける要素とは? 〜参入前に個人や企業が注意すること〜
売却の前に活用したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
相続、売却、活用に関しては信頼できるプロに相談しましょう。
空き家活用株式会社は、空き家を所有する方、相続予定のある方の悩みに寄り添い、最適な活用方法を見つけるサポートをする会社です。
「古い空家だけど活用方法はある?」「どんなビジネスが適しているのかわからない」といった疑問や不安を抱えている方は、お気軽にご相談ください。
(了)
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<「空き家」に興味が湧いた皆さまへ>
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そう、「空き家」は【埋蔵不動産】です。お持ちの「未活用不動産」でお悩みの方も、不動産を探されている方も。価値があふれる【埋蔵不動産】として、処理や活用をともに考えてみませんか? まずはご状況、ご要望を整理させていただきます。お問い合わせください。
お問い合わせフォーム:https://aki-katsu.co.jp/contact/
※私どもは不動産会社でも建築業でもございません。
「未活用物件」「空き家」の情報を自治体さまとの連携などもしながら収集し、関わる方のお悩みに相談する窓口としての専門会社です。
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