【渋谷区の空き家制度まとめ】補助金・助成一覧と相談窓口ガイド

目次

渋谷区の空き家の現状と課題

空き家数と空き家率

渋谷区における平成30(2018)年時点の住宅総数は約16.0万戸、世帯総数は約13.9万世帯で、住宅戸数が世帯数を上回る傾向が続いています。空き家数は16,260戸、空き家率は10.1%で、東京都全体の10.6%、23区平均の10.4%よりやや低い水準にあります。

増加背景と今後の見通し

人口減少・少子高齢化の進行に伴い、持ち家に暮らす高齢単身世帯が増加。特に平成30年度には65歳以上の単身世帯が9,170世帯を超え、将来的には相続や長期不在による管理不全空き家の増加が懸念されています。国の空家特措法改正(令和5年12月施行)を受け、渋谷区も管理不全空家等への対応を強化中です。

渋谷区の空き家支援制度一覧

1. 老朽建築物の除却・建替え支援助成制度(不燃化特区区域内限定)

  • 対象地域:本町2・4・5・6丁目の不燃化モデル地区
  • 対象建築物:昭和56年5月31日以前に着工した木造・軽量鉄骨造
  • 助成内容:
    • 除却:木造12,000円/㎡(上限240万円)、非木造16,000円/㎡(上限320万円)
    • 建替え:戸建100万円、共同住宅150万円
  • 申請期限:令和8年3月31日まで(予算額に達し次第終了)
  • 注意点:工事着手の1か月以上前に申請が必要

老朽建築物の除却・建替え支援助成制度(不燃化特区区域内限定)

2. 空家等適正管理支援事業

  • 対象者:区内空き家所有者で税滞納なし
  • 対象工事:修繕、樹木剪定、仮囲い設置、廃棄物処理など(費用3万円以上)
  • 助成額:工事費(税抜)の50%(上限10万円、除去などは上限50万円)
  • 申請期限:申請年度の3月15日までに完了

空家等適正管理支援事業

3. 木造住宅耐震改修費用及び除却費用助成

  • 対象建築物:旧耐震基準(昭和56年5月31日以前着工)の木造住宅
  • 助成内容:
    • 耐震改修:上限100万~150万円
    • 除却:上限100万円
  • 留意事項:売却予定がある住宅は対象外
  • 申請期限:令和7年12月25日まで

空き家相談窓口とワンストップ支援

  • 渋谷区ワンストップ相談窓口(住宅政策課住環境整備係):計画に基づき設置された相談体制で、所有者の負担軽減から工事、助成申請まで一貫サポートします。
  • アキカツカウンター(民間無料相談):専属アドバイザーが相続・管理・活用まで伴走。完全無料・ノンセールスで安心。

空き家対策の進め方

  1. 初回相談・現況把握:ワンストップ窓口またはアキカツカウンターで現地調査・課題整理。
  2. 助成制度の選定・申請準備:助成要件の確認、必要書類の収集(登記事項証明書、納税通知書など)。
  3. 申請・審査:施工業者の見積もり依頼後、助成金申請。審査結果を受領。
  4. 工事着手・完了報告:着工後は中間検査(必要時)実施。完了後、工事完了届・助成金交付申請書を提出。
  5. 助成金交付:助成金額が決定次第、施工業者へ直接交付。残額を支払い。

まとめとおすすめアクション

  • 空き家を放置すると防災・衛生・景観リスクが高まります。
  • まずは無料相談で現状を把握し、最適な助成制度を活用しましょう。
  • アキカツカウンターでの相談は完全無料・ノンセールス。気軽にお問い合わせを。

お問い合わせ先

渋谷区 住宅政策課 住環境整備係
〒150-8010 東京都渋谷区宇田川町1-1
TEL:03-3463-3548
FAX:03-5458-4947

アキカツカウンター 無料相談窓口
電話:0120-830-634 *受付時間 10:0017:00(土日祝を除く)

※本記事は2025年7月18日現在の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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