新宿区の空き家に関する制度や補助まとめ【2025年最新版】

目次

1. 新宿区の空き家の現状

総務省「令和5年住宅・土地統計調査(速報集計)」によると、新宿区の空き家数は 27,920戸 で、平成30年の39,500戸から約11,500戸減少しました。しかし、都心部の地価高騰や所有者高齢化に伴い、今後も管理負担増や防災リスクが懸念されます。こうした背景を踏まえ、新宿区は「新宿区空家等対策計画」に基づき、空き家の発生予防・適正管理・利活用を推進中です。

2. 新宿区の支援制度・補助一覧

新宿区の主な支援策は、大きく「防災性向上の助成」と「専門家による無料相談」の2本立てです。

2.1 不燃化建替え促進事業(不燃化促進区域内の解体・建替え助成)

  • 対象区域
    上落合、中井、中落合、西落合、下落合の一部など、区指定の「不燃化促進区域」※公式HPで最新エリアを確認
  • 対象者
    対象区域内で木造老朽建築物(空き家含む)を所有する個人・中小企業
  • 助成内容
    1. 解体費用助成:最大200万円
    2. 設計・監理費助成:最大250万円
    3. 建替え工事費助成:最大400万円
  • 適用条件
    耐用年数、敷地面積、建物構造などに一定要件あり。詳細は区ホームページをご参照ください。

2.2 空家等無料相談会

  • 概要
    相続・税務・登記・建築診断など、弁護士・司法書士・建築士・不動産専門家がワンストップで対応。
  • 対象者
    新宿区内に空き家を所有する方、またはその親族等。
  • 開催日時・場所
    毎月第1・第3火曜日 13:00~16:30(1組60分)
    新宿区役所 本庁舎8階
  • 費用
    完全無料(要事前予約)
  • 予約方法
    開催日の2週間前までに、都市計画部 建築調整課へ電話申し込み

3. 制度の利用方法と申請手順

  1. 窓口相談:まずは「空家等無料相談会」で専門家に現状・課題を確認
  2. 助成要件の確認:不燃化促進区域や建物状況を区担当課でヒアリング
  3. 申請書類の準備:
    • 所有者の戸籍謄本・住民票
    • 建築物図面・配置図
    • 見積書・設計図等
  4. 申請提出:都市計画部 建築調整課へ直接持参または郵送
  5. 審査・助成金交付決定:区による書類審査後、交付決定通知
  6. 工事着手・完了報告:指定期間内に工事完了→完了報告書類提出→助成金支払い

4. よくある質問(FAQ)

Q1. 不燃化助成は空き家でなくても使えますか?
→所有者自らが居住しない限り、原則「空き家」も対象です。要件は建物の築年数や用途によって異なります。
Q2. 相談会は飛び込み参加できますか?
→完全予約制のため、必ず2週間前までにお申し込みください。
Q3. 助成申請から支払いまでの期間は?
→申請から約2~3ヶ月で交付決定、その後工事完了後に支払いとなります。

5. 相談窓口・担当部署

都市計画部 建築調整課(本庁8F)
03-5273-3107
環境清掃部 ごみ減量リサイクル課 まち美化係(本庁7F)
03-5273-4267
危機管理監 危機管理対策課(本庁4F)
03-5273-4592
所在地
〒160-8484 東京都新宿区歌舞伎町1-4-1
受付時間
平日9:00~17:00

6. まとめ:まずは無料相談から

空き家問題は早期対応がカギ:防災性向上・税務リスク回避のため、まずは無料相談会で現状を整理しましょう。

助成内容をフル活用:不燃化促進区域の解体・建替え補助で、大きなコスト軽減が可能です。

アキカツカウンターも併用を:相続・売却・利活用まで一貫サポートするアキカツカウンターへの相談で、さらに手間を省けます。

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