【解決事例】相続人の一人だけでは売却判断が難しい空き家|成年後見制度を利用して売却まで進めた流れ

成年後見制度を利用して相続空き家を売却した解決事例のイメージ
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相続した空き家を売却したいと思っていても、相続人の中に重要な契約などを自分だけで判断することが難しい方がいる場合、通常の相続手続きや売却の進め方では対応できないことがあります。

今回ご紹介するのは、亡くなった父親名義のままになっていた実家について、相続人の一人の事情から長年売却を進められずにいたケースです。専門家と必要な手続きを整理し、成年後見の申立て、相続手続き、不動産売却まで一つずつ進め、最終的に売却まで完了した解決事例です。

※本記事は実際の相談事例をもとに、個人や物件が特定されないよう一部の情報を調整して掲載しています。成年後見制度や相続手続きの要否・進め方は個別事情によって異なるため、具体的な手続きについては司法書士・弁護士などの専門家へご確認ください。

こんなお悩みはありませんか?

次の中にひとつでも当てはまるものがあれば、今回の解決事例が参考になるかもしれません。

親が亡くなった後も家の名義がそのままで、相続の手続きが進んでいない

相続人の中に、契約や財産のことを自分だけで判断するのが難しい家族がいて、売却手続きを進められない

空き家を長年そのままにしており、自分が元気なうちに整理しておきたい

家の中に荷物が残っていて、年齢的にも自分たちで片付けるのが難しい

何から手続きを始めればよいか、誰に相談すればよいか分からない

この事例をひと目で

成年後見の手続きから始め、約3年かけて売却した事例です。

STEP
相談前|10年以上空き家で、相続手続きも止まっていた

父親名義のまま相続登記が進まず、相続人の事情もあり、長年売却手続きを進められない状態でした。

STEP
アキカツの支援|成年後見・相続の手続きを専門家と整理

成年後見の申立てに対応できる専門家へつなぎ、後見人の選任後に相続手続き、売却準備へと順番に進めました。

STEP
解決後|約3年かけて必要な手続きを進め、売却完了

成年後見、相続、買主探しと段階を踏み、長年動かせなかった空き家を最終的に売却できました。

10年以上空き家のまま。相続登記も進められない状態に

対象となったのは、相談者のご両親が以前住んでいた戸建住宅です。両親が亡くなった後も建物はそのまま残り、10年以上にわたって空き家となっていました。

相談者としては今後使う予定もないため売却したいと考えていましたが、登記名義は亡くなった父親のままで、相続登記が完了していませんでした。

さらに、相続人の一人について、本人だけで不動産売却などの重要な法律行為を判断することが難しい状況があり、簡単には手続きを進められませんでした。

『売りたいのに売れない』原因は、物件そのものではなく権利関係

空き家が売れないという相談では、建物の古さや立地、価格などが原因だと思われがちです。しかし今回のケースでは、それ以前に、不動産を売却できる状態まで相続・権利関係を整理することが必要でした。

相談者は以前から空き家を何とかしたいと考えていたものの、どこへ相談すればよいか分からず、費用や時間への不安もあり、長期間そのままになっていました。

まずは売却査定ではなく、必要な手続きの整理から

相談窓口では、いきなり不動産会社へ売却査定を依頼するのではなく、売却までに何を整える必要があるのかを整理しました。

ここがポイント

売却できない理由を先に整理することが重要です

空き家を売却したくても、相続登記や共有者、本人だけでは重要な法律行為を判断することが難しいといった事情が未整理の場合は、売却活動より先に対応が必要になることがあります。まず『何が売却の障害になっているのか』を整理することで、次に相談すべき専門家が見えてきます。

成年後見の申立てから、相続・売却まで一つずつ進める

成年後見制度の利用について専門家へ相談

成年後見制度は、認知症や知的障害などにより、財産管理や契約などを本人だけで行うことが難しい場合に、家庭裁判所が選任した成年後見人等が本人を法的に支援する制度です。

今回の相談では、成年後見の申立て手続きに対応できる司法書士へつなぎ、必要な手続きを進めました。制度を利用すれば必ず不動産を売却できるというものではなく、本人の状況や売却の必要性などによって対応は異なります。

なお、成年被後見人等の居住用不動産を後見人等が処分する場合は、家庭裁判所の事前許可が必要です。対象となる不動産や権限の内容などによって手続きが異なるため、具体的には家庭裁判所や司法書士・弁護士などへ確認してください。

後見人の選任後、相続手続きを進める

家庭裁判所での手続きを経て後見人が選任された後、父親名義のままだった不動産について相続関係の整理を進め、売却に向けた準備を整えました。

売却に対応できる不動産事業者へ

権利関係の整理が進んだ後、物件の条件を踏まえて売却に対応できる不動産事業者へつなぎました。買主探しにも時間を要しましたが、売却活動を続けました。

相談から約3年。時間はかかっても、最終的に売却まで完了

相談後の結果

複雑な権利関係を一つずつ整理し、最終的に売却へ

成年後見の申立て、後見人の選任、相続手続き、買主探しと段階を踏んだため時間はかかりましたが、長年動かせなかった空き家を最終的に売却することができました。

この解決事例から分かる3つのポイント

POINT 01

売れない理由が
権利関係の場合もある

築年数や価格以前に、相続登記や共有関係などが整理されていないため売却できないケースがあります。

POINT 02

複雑な相続は
早めに専門家へ相談する

成年後見制度などが関係する場合は手続きが複雑になります。司法書士や弁護士などの専門家へ早めに相談することが大切です。

POINT 03

時間がかかるほど
次世代へ先送りしない

相続人が増えたり建物が老朽化したりすると、さらに整理が難しくなることがあります。今できる手続きから始めることが重要です。

相続・権利関係が複雑で、空き家を動かせない方へ

売却の前に、何の手続きが必要か整理してみませんか?

『名義が亡くなった家族のまま』『相続人の事情で手続きが進まない』などの場合、まず相続・権利関係の整理が必要なことがあります。

アキカツカウンターでは、現在の状況やご希望を整理し、必要に応じて専門家や地域の事業者につなぎながら、解決に向けたサポートを行っています。まだ方針が決まっていない段階でもご相談いただけます。

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