1. 中野区の空き家問題と対策計画

総務省「平成25年住宅・土地統計調査」で中野区の空き家数は28,920戸、空き家率13.7%。木造密集地域では倒壊や延焼リスクが懸念されています。

令和3年3月に「中野区空家等対策計画」を策定し、発生予防・適正管理・利活用の三本柱で支援体制を整備。地域全体の安全安心をめざしています。

2. 空き家に関する主な支援制度

2-1. 木造住宅建替え等助成

• 対象建物：昭和56年5月31日以前に建築された木造在来工法2階建て以下で、区無料耐震診断で「耐震性不十分」と判定された住宅。
• 対象者：区税等を滞納していない所有者。
• 助成内容：解体費・設計監理費などの経費×助成率（最大400万円）。
• 申請手順：事前相談後に助成交付申請書と診断結果等を提出。

2-2. 老朽建築物不燃化特区補助制度

• 対象区域：弥生町三丁目周辺、大和町地区など不燃化特区指定エリア。
• 対象行為：老朽建築物の解体（耐用年数3分の2超）および耐火・準耐火建築物への建替え。
• 助成額：解体費最大木造576万円／非木造840万円、建替え費も構造に応じて補助。
• 申請方法：着工前に申請。詳しくは住宅課へ要確認。

2-3. 空き家活用支援事業（改修費補助）

• 趣旨：空き家を子育て支援施設や地域交流スペースなど「地域貢献施設」に再生。
• 補助対象事業：保育所、学童クラブ、高齢者支援施設、NPO拠点、店舗・事務所など。
• 補助額：改修費の3分の2以内（上限200万円）。耐震改修同時なら上限300万円。
• 要件：区内1年以上空き家の戸建・長屋、改修後10年以上貢献用途で運営。

2-4. 空き家譲渡所得の3,000万円特別控除

相続空き家を売却する際、譲渡所得から3,000万円控除。必要書類：「被相続人居住用家屋等確認書」（区発行）が必須。

3. 申請・相談の窓口情報

無料相談は電話またはフォームで事前予約のうえ、専門アドバイザーが個別ヒアリングから手続きサポートまでノンセールスで伴走します。

4. 制度活用のポイント＆注意点

1. 予算に限りあり：年度ごとに予算枠が設定されるため、早めに相談・申請を。
2. 事前診断・相談必須：耐震診断や用途適合性の確認が要件となるため、まずは窓口へ。
3. 書類不備チェック：所在地図や設計図面、固定資産課税台帳など必要書類を漏れなく準備。
4. 併用可能制度あり：複数制度を組み合わせることで、補助額を最大化するプランも検討可能。

5. よくある質問（FAQ）

Q1. 区外に住んでいても申請できますか？

物件が中野区内であれば、所有者が遠隔地でも申請・補助可能です。

Q2. 空き家の解体だけ助成を受けたい場合は？

木造住宅建替え等助成か不燃化特区補助のいずれかが対象。事前に耐震診断や区域確認を。

Q3. 申請後どれくらいで助成金が受け取れますか？

申請から交付決定まで約2～3か月。工事完了報告後の精算払いとなります。

6. アキカツカウンター連携のご案内

• 完全無料・ノンセールス：専門アドバイザーが制度選定から申請書類のチェックまで一括サポート。
• ワンストップ支援：相続・活用・解体・税務まで専属コンシェルジュが伴走（実績1,000件以上）。
• 遠方物件もOK：全国対応ネットワークで、中野区以外の空き家も対応可能。
• お問い合わせ：電話または専用フォームから受付中。まずはお気軽にご相談ください。

電話：0120-830-634 ＊受付時間 10:00～17:00（土日祝を除く）