売れない空き家、売れる空き家 処分する費用はいくらかかるのか?

目次

売れない空き家の処分方法とその費用

400万円以下の空き家は不動産業者の仲介が難しい

いわゆる低廉な空き家と呼ばれる、売却するのが難しい空き家の場合、不動産業者では取り扱ってもらえないことがあります。

というのも、不動産業者が400万円以下の低廉な空き家の仲介を行う場合、最大で受け取れる仲介手数料が18万円(プラス税)です。

18万円で不動産売却のために現地調査をし、広告を出し、看板を立てるなどの業務を行いますと、経費だけで赤字となってしまう場合があるからです。

では、不動産業者に売却を頼めない場合、どのようにして空き家を売却すればよいのでしょう。

お隣に声をかけてみる

まずはお隣に声をかけてみましょう。ちょうど敷地内同居をするために土地を広げたいと思っていたり、畑をするために土地をほしいと思っていたりする場合があります。

お隣に購入の意思があれば、不動産業者に仲介をお願いして売買契約を進めることができます。

空き家バンクでの処分が難しい理由

次に売れない空き家の売却先として挙げられるのが、自治体で行っている「空き家バンク」ですが、空き家バンクがうまく機能していない自治体も多く、空き家バンクに登録をしても、売却できない場合も。

たまたま売却相手が見つかったとしても、取り引きは基本売り主と買い主の個人間で行われるため、トラブルが多いのが現状です。

民間の空き家マッチングサイトで処分する

民間の空き家マッチングサイトを利用して、売却処分します。代表的な空き家マッチングサイトは以下の2つです。

【空き家ゲートウェイ】

100均で空き家を売却するサイト。

掲載する空き家には100円空き家と100万円空き家の2種類があり、購入希望者と売り主をマッチングするサイトです。

掲載料、成約時の手数料などは一切かかりません。

ただし、金額は100円と100万円以外の価格の空き家は登録できませんのでご注意ください。

こちらも空き家バンクと同じく、個人間での取り引きになります。

【家いちば】

家いちばも空き家の売り主と買い主をつなぐための、掲示板サイトです。

掲載や掲載の取り下げを自ら行うことができますので、所有している空き家が売れるのかどうか様子見をしたい場合にも、気軽な掲載ができます。

物件の事前調査や内見の対応報酬を含んだ手数料がかかりますが、不動産の仲介料よりは安くなっています。

補助金を利用して処分する

自治体によっては、空き家に対して補助金を出している場合もあります。

補助金を上手く利用すれば、費用を抑えて空き家の処分が可能です。

補助金の制度は、空き家のある自治体によって様々ですので、最寄りの自治体にお問い合わせください。

補助金の多くは、空き家を除去するための補助金と、空き家を改修するための補助金が多いようです。

売れない空き家を無償譲渡したらどうなるのか

無償譲渡は贈与税と不動産取得税がかかる?

空き家を売ることができないのであれば、いっそのこと無償で譲渡したらいいのではないか…と考える方もいらっしゃると思います。

しかし空き家は無償譲渡した途端に、譲られた側には贈与税と不動産取得税が課せられます。(空き家を売却した場合でも、買い主に不動産取得税は課せられます)

空き家の無償譲渡は、土地・家屋両方の贈与受けたこととみなされるため、もしも受贈者(贈与を受けた人)が、1年間でもらった財産が110万円(贈与税の基礎控除額)を超えた場合は、贈与税が発生します。

また売却できない空き家であっても、不動産取得となるので不動産取得税も発生する場合も…。

不動産取得税は固定資産税を算出する際に行われる不動産評価額と土地評価額のため、売却金額とは異なります。

そのため、思わぬ金額の税金が課せられることも。

「タダでもらえる!」と喜んでいたら、税金がかかってしまった…では相手とのトラブルになります。

無償譲渡をする場合は、贈与税や不動産取得税などがいくらかかるのかを調べた上で、相手とよく話し合って決めると良いでしょう。

みなし贈与税に注意

タダであげてしまうと贈与税がかかるからと、本来の土地の価格よりも極端に下げた金額で売買契約をしますと、みなし贈与とされる場合があります。

その場合、本来の価格との差額分を贈与したとみなされ、税金が課せられますので注意が必要です。

自治体に寄付

どうしても空き家の引き取り手がない場合、自治体に寄付ができるか聞いてみるのも一つの手です。

しかし、実際のところ自治体は土地を使用する目的がなければ、土地の寄付は受け付けません。

自治体にとって、固定資産税は大切な収入源です。その収入源となる土地を利用する予定もないのに引き取ることはありえないのです。

空き家は空き家活用株式会社におまかせください

空き家活用株式会社なら売れない空き家も徹底サポート

通常空き家バンクなどは、登録以降のやりとりは個人で対応しないとなりませんが、弊社の場合は、チューターが売り主様と買い主様のマッチング対応をいたします。

また、空き家を売却する際には

・家財の処分

・建物の解体

など、必要な業者選びがありますが、空き家活用株式会社では安心安全で優良な業者を選定しご紹介することが可能です。

少しでもお客様のご負担が減らせるよう、お客様の疑問に専任のチューターが全力でサポートいたします。

賢く空き家を処分するために

空き家を少しでも費用を抑えて、トラブルなく処分するために、私たち空き家活用株式会社は、お客様を支えます。

空き家売却には、さまざまな落とし穴や悪徳業者もいますので、私達の空き家に関するノウハウが少しでもお役にたてれば幸いです。

どうぞ一度、お気軽にご相談下さい。

(了)

<「空き家」に興味が湧いた皆さまへ>

「空き家」は皆様が思うよりも、価値がある、良いものがたくさん

  • 空き家って、こんなに新しいんだ?
  • こんな歴史のある家、最高。しかも、ちょっとのリノベで使えた!
  • こんな素晴らしい環境にある!
  • (逆にここに新築物件は出来ないよな・・・)

そう、「空き家」は【埋蔵不動産】です。お持ちの「未活用不動産」でお悩みの方も、不動産を探されている方も。価値があふれる【埋蔵不動産】として、処理や活用をともに考えてみませんか? まずはご状況、ご要望を整理させていただきます。お問い合わせください。

お問い合わせフォーム:https://aki-katsu.co.jp/contact/            

※私どもは不動産会社でも建築業でもございません。
「未活用物件」「空き家」の情報を自治体さまとの連携などもしながら収集し、関わる方のお悩みに相談する窓口としての専門会社です。
https://aki-katsu.co.jp/

よくある問い合わせ・お悩み、ご希望

<不動産を所有の皆さま>

  1. 「未活用状態」の不動産をもっていて、困りごとが・・・
  2. うちの実家を、どうやって活用しようか悩んでいる
  3. もっと良い活用の仕方や、使ってくれる方はいないかな・・・

<不動産を探している皆さま>

  • 古民家風な「空き家」が欲しい!
  • 郊外や自然豊かな場所に、移住したい、二拠点生活をしたい
  • DIYをしてよい物件がほしい
  • 不動産会社ではなかなか見つからない希望がある・・・
  • 事業用の物件を探しているが、出回っている物件はすぐに決まってしまってじっくり検討できない・・・

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※私どもは不動産会社でも建築業でもございません。「未活用物件」「空き家」の情報を自治体さまとの連携などもしながら収集し、関わる方のお悩みに相談する窓口としての専門会社です。

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この記事を書いた人

雑誌編集を経て、現在はフリーの編集ライターに。空き家や外壁塗装など家周りのライティングが得意。「家の間取」を眺めていれば、ごはん三杯までいけます。

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