競売物件とは何か?名称からその特性、メリット・デメリットまで丸わかり解説書

数年前までは専門の不動産会社が独占している市場でしたが、近年では入札のハードルが下がり一般人の参加が急増している競売物件。

とはいえ、入札の仕方が分からない。

状態の悪い物件が多そう。

手続きが面倒。

など、具体的なイメージが掴めない方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、競売物件とはそもそもどういった性質のものなのか。

また、競売に出されている物件情報を入手し、入札するまでの具体的な流れやメリット・デメリットまで、競売物件について1記事で分かるよう解説をしております。

競売物件に興味があるけど、手が出しにくいと感じている方は是非ご一読ください。

目次

競売物件とは何か?名称とその性質

一般人でも入札のハードルが下がり入手しやすくなった競売物件。

この言葉を聞いたことはあっても、競売物件がどんなものかを正確に知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

競売物件ってなに?

競売物件について解説をする前に、この言葉の読み方からご紹介することが重要です。

「競売=きょうばい」と発音されることが一般的ですが、競売物件は裁判所が行う不動産手続きによってはじめてお金に換えることができるようになったものを指します。

この場合の”もの=建物や土地”を意味していますが、裁判所が行うこの手続きは法律上「競売=けいばい」と発音します。

競売物件には、主に以下の種類と建物と土地に関わる権利があります。

【物件の種類】

 ①建物+土地

 ②建物のみ

 ③土地のみ

 ④地上権*1

 *1:地上権の位置づけ

【建物と土地に関わる権利】

権利の種類できること法律上の扱い
所有権登記によってその土地の所有を証明ができ、土地や建物を自由に使用したり、人に貸して収益を上げたり、自由に処分できる権利物権
借地権法律上「物権=権利を物として扱うこと」であり、人の所有する土地に建てた建物を所有者の許諾なくリノベーション、売却をできる権利物権
地上権同上物権
賃借権法律上「債権=ある人がある行為を行うことを請求する権利」に該当するため、所有者の許諾なくリノベーションや建物の売却をすることができない債権

※地上権と賃借権のどちらにするかは、所有者と土地を借りる人の合意で決まります。

なぜ競売に出される物件があるのか?

競売で出される物件は、いわゆる事故物件のようないわくつきのものではありません。

アパート・マンション・ビル1棟など様々ですが、建物や土地を所有するにあたってお金を借りた人=債務者が、お金を貸した人=債権者に返還することができなくなり、債権者が担保にしていた不動産を裁判所に申し立てることでお金に換えて、借金の弁済に充てる目的で行われます。

言い換えれば、通常の不動産取引とは異なり、金銭的に窮している前所有者や第三者が住んでいる可能性があります。

落札者はあくまで法律上の権利を購入しているに過ぎず、実際に土地や建物を自分のものにするにはいくつかのハードルがあります。

<次ページ:競売物件を購入するメリット・デメリット>

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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