競売物件購入時、特に気をつけておきたい3つのこと
競売物件には特有の事情があり、デメリットを踏まえて相場より安価で購入できるメリットを解説してきました。
しかしながら、売主不在、事前内見ができないといったデメリットから、通常の不動産売買では問題にならないことも多々発生します。
ここでは、デメリットで解説した以外に気をつけておきたい点を3点ピックアップして解説します。
近隣トラブル
前項でふれた3点セットから、前所有者や第三者が住んでいる状況は確認することができますが、近隣との関係や近隣住民などの情報は事前に得ることができません。
落札したものの、立ち退きや引き渡し手続きなどのほかに、近隣トラブルがあった場合の対応も落札者が行わなければなりません。
価格だけで入札すると、こういった手続きに追われてしまうことになるため、足しげく裁判所に通いしっかりと情報を精査することが必要です。
ゴミ屋敷問題
立ち退きを通達しても引っ越すための資金がない、引っ越し先がない等の理由で前所有者が立ち退き出来ないケースが多々あることは触れましたが、ゴミ屋敷となっていても、これらの処分費用等も落札者が負担することになります。
3点セットの画像や資料によりある程度の状態は把握できますが、ゴミ屋敷となった期間が長ければ長いほどニオイなどが染みつき、脱臭や害虫駆除など専門業者に委託しなければならなくなります。
ご自身でDIYなどを行う余裕がある場合は問題ありませんが、ゴミを片づけるだけではないという認識が必要です。
ローンと入札保証金
競売物件の購入に際して住宅ローンが使えるかどうか気になる方も多いと思います。入札に際しては売却基準価額の20%を入札保証金として支払わなければならないことは解説しましたが、この入札保証金は現金で用意する必要があります。
住宅ローンについては競売物件に組めないという決まりはありませんが、金融機関の審査にあたって競売物件であることは分かりますので、実質融資してくれる金融機関が少ないのが現状です。
まとめ
この記事では、競売物件に興味があってもどのようなシステムか分からない方のために、競売物件とはそもそもどのようなものか?定義や性質。
さらに、物件の検索方法から入札までの流れ。購入する際のメリット・デメリットなどを詳細に解説してきました。
一般相場に比べて安価で入手できる競売物件ですが、ここ数年一般の方の入札が急増する中、最大のメリットである価格にも変動が起きています。
人気物件では1~2割安と、競売物件特有のデメリットを踏まえると決してお得な買い物とは言い切れないのが現状です。
一方で、狭小地やアパート1棟、店舗やオフィスビルなど物件のバリエーションが豊富で、地域の不動産会社でも把握できていない物件を探す方には適している側面もあります。
しかしながら、「売主不在」という競売物件特有のデメリットが物件落札後の対応を煩雑にしており、個人にも企業にも大きな負担であることに変わりありません。
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