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行政書士と司法書士って何が違う?空き家問題と関係あるのか?
空き家を相続したり、売却・活用したりするとき、よく出てくるのが「行政書士」と「司法書士」という専門家。
名前は似ていますが、実は役割がまったく異なります。ここでは、それぞれの特徴と、空き家対策にどう関わるのかを簡単にご説明します。
🔹 行政書士とは?
行政書士は、官公庁への書類作成や手続きの代行を行う専門家です。
空き家に関しては、以下のような場面で関わります。
- 相続に関する書類の作成(相続人の調査、遺産分割協議書の作成など)
- 空き家バンク登録に必要な書類の作成
- 行政への補助金申請や手続きのサポート
- 空き家の利活用(民泊・店舗など)に伴う許認可申請
書類の整備や行政とのやりとりが必要な時に心強い存在です。
🔸 司法書士とは?
司法書士は、登記や法律に関する手続きを専門とする法律家です。
特に、法務局に提出する「登記」に関するプロフェッショナルで、空き家の場面では次のように活躍します。
- 不動産の相続登記(所有者の名義変更)
- 空き家の売却時の所有権移転登記
- 相続放棄や遺言書の検認など、裁判所を通す手続き
- 借地権や抵当権など権利関係の整理
「登記」に関する手続きは、司法書士でなければ行えません。
🏡 空き家問題ではどう使い分ける?
内容 | 行政書士 | 司法書士 |
---|---|---|
遺産分割協議書の作成 | ◯ | △(一部対応) |
相続登記(名義変更) | × | ◯ |
空き家バンク申請 | ◯ | × |
不動産売買の登記手続き | × | ◯ |
補助金など行政手続き | ◯ | × |
👉 行政書士=書類のプロ、司法書士=登記のプロというイメージが分かりやすいです!
💡まとめ
空き家の整理や活用には、行政書士と司法書士の両方の力が必要になることがあります。
「どちらに相談すべきか分からない」という場合は、まず行政書士に相談すると、連携できる専門家を紹介してくれることもあります。