市街化調整区域とは?

🏙️ 知らないと損する土地のルール

目次

「この土地、市街化調整区域だから…」ってどういうこと?

不動産会社や役所で相談すると、
「ここは**市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)**だから建てられません」
と言われたことはありませんか?

この言葉、実は土地の使い方を大きく左右する重要なポイントなんです。

🗾 市街化調整区域とは?

市街化調整区域とは、
「これ以上、家や建物を増やさないようにするエリア」
のことです。

簡単に言えば、

“街を無秩序に広げないためのゾーン”

行政が「ここは自然を残したい」「農地や森林を守りたい」と判断した場所で、
原則として住宅や店舗などの建築は制限されます。

🧱 なぜ市街化調整区域があるの?

理由は主に3つです。

  1. 都市の無秩序な拡大を防ぐため
     → 田畑や自然を守り、インフラを効率的に整備する目的があります。
  2. 農業・環境保全のため
     → 農地や山林を守ることで、食料や環境のバランスを維持します。
  3. 行政コストを減らすため
     → 道路・上下水道・学校などを無限に広げないようにするためです。

🚫 市街化調整区域では何ができない?

原則として、次のような建物は建てられません。

  • 一般住宅
  • 商業施設
  • アパートやマンション

ただし、例外的に建築できるケースもあります。

✅ 建てられる・活用できる主なケース

  1. 既に建物がある場合の建て替え
     → 一定条件を満たせば、再建築できることがあります。
  2. 農家や地域住民のための建築
     → 農業従事者の家や倉庫などは許可されることも。
  3. 開発許可を得た場合
     → 自治体や都道府県の審査を経て認められるケースもあります。

💡 市街化調整区域の土地を持っている人ができること

  • そのまま放置しない
     固定資産税はかかるうえ、草木が伸びて近隣トラブルになることも。
  • 専門家に相談する
     土地家屋調査士・行政書士・不動産会社などが許可の可否を確認できます。
  • 売却・寄付・活用を検討する
     農地として貸す、太陽光や資材置き場として使うなどの選択肢もあります。

🔍 まとめ

市街化調整区域とは――

「街の発展」と「自然保護」のバランスを取るために設けられた区域。

家が建てられない=価値がない、ではありません。
正しく理解すれば、売却・再生・活用の可能性はまだまだあります。

👉 あなたの土地が市街化調整区域かどうかは、役所や専門家に確認してみましょう。

アキカツカウンターでお気軽にご相談ください
実家や空き家の相談が無料でできる専門カウンターです。
不動産会社でも建設会社でもない、中立な立場の空き家の「相談に特化」した専門アドバイザーが
あなたのお悩み解決までの道筋をつけ、最後まで伴走します
0120-830-634(受付時間 10:00~17:00 ※土日祝のぞく)
よかったらシェアしてね!
目次