今更聞けない?!テレワークとリモートワークの違いから「空き家×テレワーク」「ワーケーション」までを解説

目次

最低限のリスクも知って新しい働き方導入へ

ここまでご紹介してきたウィズコロナの新しい働き方。
メリットも多く、これまで社会がはらんでいた課題についても解決できる部分がある一方、導入する際に注意しなければならない点もあります。
変化に苦労はつきものではありますが、デメリットを把握しておくことでこれまでより良い環境を作れることも事実。
ここでは、新しい働き方の利点と、導入に際して留意したいポイントをまとめています。

新しい働き方で、これまでの課題がクリアに?!

まずは新しい働き方を導入することのメリットから解説していきます。

①通勤が不要になったことで自宅で働くことができるようになる。

→働く場所にとらわれないことで、通勤が難しい人、子育て中のひとり親など、生産年齢人口でありながら働くことができなかった人たちを包含することができます。少子高齢化で働き手が少なくなっていく今後、こういった動きによって柔軟な働き方を可能にしていくのはとても大切なことではないでしょうか。

②長期休暇や有給休暇の取得率の向上に繋がる。

→ワーケーションでも触れましたが、休暇取得の促進やワーケーションの導入は、企業側にとっても生産効率を下げるものではありません。リフレッシュして社員が個人の生活を充足することにより、仕事の能率が上がるだけでなく、ボランティアや資格取得などの自己啓発にも繋がります。

③仕事以外の生活の時間や家族と過ごす時間が増える。

→通勤時間は給料に換算されない、いわばプライベートと仕事の狭間にある時間です。通勤する必要がなくなることで、企業側は通勤費を支払う必要がなく、社員は個人の時間に当てることができます。家族や友人と過ごす時間、学習や趣味にかける時間が増えることで、人生への満足度が上がります。

企業も個人も新しい働き方に合わせたルール作りが大切

つぎに導入に際して留意したいポイントについて解説していきます。

①在宅勤務ができる環境整備

→家族がいるのでZOOMなどのオンライン会議に参加をする環境を作れないなどの問題も出てきています。自宅の環境が仕事に不向きな人にはコワーキングスペースの利用など、配慮が必要になってきます。

②労働時間の勤怠管理、給与など勤務形態全般

自宅が仕事場になったことで、かえって勤務時間が延びてしまった問題も生じています。新しい働き方を選択しても不安を感じない仕組みづくりが必要です。

③円滑なコミュニケーション

→出社している時は、疑問に思ったことをすぐに同僚や上長などへ相談し、解消できたのに、オンラインで繋がらないといけないことがストレスに感じるという統計も出ています。リモートワークを導入しても、仕事に必要なコミュニケーションは円滑に取れる仕組みづくりが大切になります。

④本人の意思確認

→家族と過ごす時間が増えたことにより幸福度が上がる人もいれば、これまでのコミュニケーション不足などからかえってストレスに感じる時間が増えてしまうケースもあります。リモートワークを導入する際には、本人の意思・意向を必ず確認する機会を設けましょう。

⑤事前の機器準備やスキル教育

→リモートワークをするには、PCやオンラインで話すための機器やスキルも必要です。PCやオンラインの使い方が分からないけれど本人の希望がある場合は、移行前に予め教育するスケジューリングが求められます。

<次ページ:コロナ禍でユニークな制度を展開する事例を紹介>

1 2 3
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

目次