空き家の賢い探し方とは？「空き家バンク」「空き家ゲートウェイ」「AKIDAS」のメリットデメリット。

2020年3月6日2023年5月24日

効果的な空き家の探し方をご存知でしょうか？

空き家の探し方を効率化することで、選定に費やす時間は減り、必然的に経費も抑えられることで、運用面で実績を残すための、大きなアドバンテージを得ることができます。

今回は代表的な空き家探しサイト「空き家バンク」「空き家ゲートウェイ」「AKIDAS」の特徴と、適切な探し方の見つけ方までをお伝えしていきます。

空家の探し方について

空き家探しを始めるにあたり、どんな探し方があるか分からない方も多いのではないでしょうか。まずは昔ながらの方法もふくめ、探し方を整理してみていきましょう。

直接空き家を探す方法

一番基本的な空き家の探し方は、知人・親戚に声を掛けて探すことです。特に高齢者が多い地域の親戚や知人に声を掛ければ、手頃な空き家物件に出会えることもあります。また、実際に購入したいエリアを歩き、気になる物件の登記簿謄本を取得する方法もあります。登記簿謄本には、所有者の住所が記載されていますので、手紙を送って購入の意思を伝えてみるのも良策と言えます。

直接空き家を探す場合は、契約上のトラブルなどにも注意が必要です。また、空き家物件の損傷や劣化についても、個人で確認することになります。建築関連の知人や専門機関の協力が必要になる場合もありますので、念頭に置いて探すことをお薦めします。

直接不動産で探す方法

直接、街の不動産屋へ出向き、空き家探しを依頼する探し方もあります。不動産屋が所有している未公開物件情報や、地域の相場や治安なども聞きながら探すことができます。物件の損傷や劣化についても相談でき、既にリノベーション物件を所持している場合もあるでしょう。

不動産屋自体も事業ですので、知識がなければ売りたい物件を売られる可能性もあります。地域情報や相場感についても鵜呑みにせず、参考にする程度の知識を備えておくと安心でしょう。

インターネットで、空き家探しサイトを利用する方法

現在多くなってきているのが、空き家探しサイトです。今回ご紹介する「空き家バンク」「空き家ゲートウェイ」「AKIDAS（アキダス）」が代表的なサービス。それぞれに特徴がありますが、共通するメリットとしては、どちらかといえば都市部物件に強く、自宅やオフィスからインターネットを使って気軽に探せる点です。

一方で、空き家探しサイトを利用する場合の注意点としては、目的にあったサイトを利用することです。物件ストックが多いサイトの方が良いのか、アドバイスも欲しいのか、条件にあわせてサイト選びをしなければ、逆に手間や費用が必要になる場合も少なくありません。サイトの特徴を把握し、適切なサイト選びを行うことが、効率的な空き家の探し方の大切なポイントなのです。

官民連携のUIJターン施策

空き家を購入する地域が決まっている場合は、地域の自治体が行うUIJターン施策の活用も、探し方のひとつです。詳細について気になる方は、以下の記事をご覧ください。

空き家の代表的な探し方は、以上のような方法です。今回は探し方のポイントを深ぼって、空き家バンク」「空き家ゲートウェイ」「AKIDAS（アキダス）」の詳細について、ご紹介していきたいと思います。

空き家選定の注意点と効率的な探し方のポイント

空き家サイトでの探し方をピックアップする前に、空き家物件の選定における注意点と、探し方のポイントを整理しておきましょう。

①空き家の活用方法に適した地域と物件であるかを確認する

当然ですが、空き家の活用方法にマッチした地域に、活用しやすい物件を選ぶことが大切です。例えば、リゾート民泊を計画しているにも拘らず、市街地物件を購入してはアンマッチ。エリアや物件に注意して選定すれば、無駄な補修や改装費用も削減でき、収益化にも繋がりやすくなります。

周辺地域の協力が必要な事業であれば、地域環境の情報収集も兼ねて、地元住民へのあいさつ回りをするのもお薦めです。物件へのアクセス面だけでなく、地域性や人間関係も含めて調査し、方向性に合致しているか、確認しながら選定を進めることが大切です。

②補修の必要の有無を確認する

気になる空き家物件が見つかった際は、補修の必要があるかについても確認します。補修が必要かどうかを見極めるポイントは、雨漏りはないか、扉の建付けは問題ないか、隙間風はどの程度か、床の軋みはどうかなどです。また、シロアリや柱の劣化など、目に見えない箇所に綻びがある可能性も大いにあります。丁寧にチェックしておきましょう。