空き家の効果的な探し方とは?空き家バンクにひそむ問題点と空き家活用のススメ

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「空き家バンク」利用の問題点と海外の事例

空き家探し、特に地方の戸建てを探している場合は第一選択肢になる「空き家バンク」ですが、その中身を知ると問題点が多いことが分かります。

自治体が運営しているため、通常業務の片手間に行っている

すべての自治体に当てはまるとは言いませんが、ほとんどの自治体が空き家バンクの運営に熱心ではありません。空き家バンクを担当している職員は、通常業務の他に空き家バンクの運営をしており、時間をそこまで割けないというのも事実です。

情報が最新&リアルタイムではない

先に触れた運営方法のため、毎日のように空き家バンクを見回ったり、確認をすることができていません。        そのため、掲載されている空き家バンクの情報すら、変更があっても更新されていないということもしばしばです。

あくまでお膳立てしてくれるだけ

原則として、不動産の知識を持っているわけではないので、自治体がしてくれるのは、持ち主と繋げてくれるだけです。  借りるにしろ、買うにしろ、一般人同士での契約は不安が大きいと思います。

あまり多くはありませんが、地域に根差した不動産会社を仲介として紹介してくれる自治体もあります。

海外では空き家バンクが活用されている

海外、特にヨーロッパは歴史的な建物が多く、文化遺産として国をあげて保護しています。そのため、居室内は自由に改造をしてもいいけど、外観は手をつけてはいけないというところが多いです。

空き家になる前に空き家バンクに登録し、空き家を探している人は、まず空き家バンクから探すという流れが出来上がっており、盛んに取引が行われています。

筆者は見た!空き家バンクを使った数々の恐怖体験

私にはある壮大な夢があり、そのプロジェクトを開始するにあたって、地方の戸建てを賃貸したく、空き家バンクを使って数々の物件を内見していた時期がありました。

ここでは、その時の本当にあった恐怖体験をご紹介します。

恐怖体験その1:「すでに貸していた」

空き家バンクは、先に触れたとおりマッチングをしてくれるだけです。実際の売買や賃貸の契約は当事者同士でやり取りをするので、空き家バンクを自治体が運営する意義としては、「新鮮な情報」だけだと個人的には考えています。

実際に物件を紹介してもらうには、自治体の役場に足を運ばなければなりません。自分の情報を自治体の指定用紙に記入し、自治体から持ち主へ連絡をしてもらって、初めて紹介してもらえるのですが・・・。

わざわざ足を運んで、書類に記入し、いったん帰って都内で連絡を待っていた私に、自治体職員の方から連絡が!ワクワクしている私に反して、職員の声は暗く、「誠に申し訳ございません。空き家バンクに登録していることは分かっているはずなのですが、知人を通じて既に貸していました。」と・・・。

恐怖体験その2:「その部屋には入るな」

続いて、別の市町村の物件。また書類に記入をして、連絡を待つことになりました。書類提出の時点で、持ち主が高齢の女性で、ご主人を亡くしてから隣接する市内で一人暮らしをされているとは聞いていました。

聞いてはいましたけど、自治体職員からの連絡にまたもや唖然。その内容が、「持ち主の方から条件がございまして、建物の中でエアコンがついているのがこの部屋だけ(比較的綺麗な和室)なのですが、その部屋だけはどうしても入ってほしくないそうです。この条件でよろしければ・・・」

良いわけあるか―!想像してみてください。戸建て丸ごと賃貸しているのに、そのうちの1部屋、しかもエアコンが唯一ついている部屋だけ使わないで下さいと言われるんですよ。気になるのが理由ですが、教えてもらえませんでした。もし借りていたとしても、何か出てきちゃうかも?!

恐怖体験その3:「年に1度は帰りますから・・・」

懲りずに、また別の県の空き家バンクに連絡。私のやりたいことにとって、大変優良な物件でかなり期待をしていました。ただ、立地的には駅もバス停も数十キロと、車がないと辿り着けないような田舎でした。

遠すぎるのでとりあえず電話で連絡をし、借りられるのかどうかを先に確認してもらいました。自治体の方も「借りてくれるんなら喜ぶと思います」と言っていたので、期待して待っていました。ところが・・・。

「持ち主のお子様にあたる方が、年に1度は帰るそうで、その時期だけ家を空けて頂けるようでしたら・・・」

流石の私も呪われてるのかな?と思いました。

勿論、これがすべてではないと思います。ですが、実体験であることもまた事実。空き家バンクは検索すればすぐに出てきますが、本気で探すのでしたら現地に足を運んで、知り合いを作るのがベストな方法だと思います。

<次ページ:空き家を求める人はどんなメリットを期待しているか>

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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