外出できない方でも対策は可能。信頼できる専門業者を賢く活用し財産を後世へ。
Q:所有者自身が空き家の整理に立ち会えない場合はどうすれば良いか教えてください。
小島:
持病などをお持ちの方や施設へ入られている場合は、相続や空き家対策が進められずに一人で悩まれている方も多いです。 できれば信頼できるご家族やご親族へ相談し、信頼できる専門業者へ相談することが良いのですが、初めての方では業者選定は非常に難しいかと思います。
そんな場合は、私たちのように遠隔で家宅整理などのできる業者を探すのも方法のひとつ。昭和市場の場合は、動画通話などを活用したオンライン中継によって作業をみながら家宅整理士と会話し、一緒に作業を進める仕組みも導入しています。
この技術によって、所有者の方はベッドから一歩もでることなくすべての整理を終えることができるので非常に便利です。 また、大切なものや価値のあるものの保管も目視確認しながら一緒に作業を進めることができるので、安心して依頼することができます。
実際にこれまで依頼があった方も、予想以上の買取換金によって作業費用を賄うことができ、私たちへの依頼金を支払っても余りが出るケースも多くありました。相続や物件は放置するだけで損失が続くもの。一方、早期の対策をすればお得に済むことが多いため、その差額は計り知れない程です。対策の一部のみの依頼も可能ですので、お困りの際はぜひお気軽にお声掛けいただくことも良策です。
―最後に、相続・空き家対策をしていく読者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
小島:
相続に関する事業を立ち上げたのは、私自身、相続をきっかけに取り戻せなくなった人間関係があったから。 だからこそ、”譲る側”・”譲られる側”の双方が納得し、後悔の無い円満な相続ができるよう、当時の私に必要であった 「最低限の知識」や「早期対策」、「業者任せにせず、できるだけ自身で作業すること」を啓蒙していきたいという想いが あります。
今回までの数回私がお話した内容は、どれも実際に昭和市場を通して得た相続のコツや情報ばかり。生きた情報ですので、 読んでくださった皆さんの円満な相続に、役立てて貰えると嬉しいですね。
まずは、ご自身でしっかりと相続・空き家対策に向き合ってみることが大切なんですが、困られた場合は昭和市場へ、お気軽にご相談いただければと思います。相続も空き家対策も、放置すればするほど様々な損失を生み出すものです。
是非お伝えした内容を参考にしていただきながら、できるだけ早い第一歩を踏み出して欲しいと考えていますね。
(了)