世田谷区の空き家数は全国トップ!眠れる財産の効率的な活用法を考察します。

目次

中心地だからできる!世田谷空き家を有効に活用する方法

では、世田谷区の空き家を事業活用する場合、どの様な活用方法をすれば良いのでしょうか。生活や働き方の変化も視野に入れ、空き家の活用方法を整理していきます。

シェアハウスなど空き家の住宅活用

世田谷区の一戸建ては比較的物件価値が高く、空き家を住宅活用しても賃料が高くなるケースがあります。
賃料が高ければ利用者が集まらず、事業として立ち行かなくなり、空き家対策も進みません。
そのような課題を解決し、幅広い利用者が期待できる活用方法が空き家のシェアハウス活用です。
特に若い世代を中心にシェアハウスに抵抗のない利用者も増え、外国人との生活や、異業種の住人との交流によって、新たな価値観を発見したいというニーズも高まっています。

ブランディングや環境整備も大切ですが、そもそも住環境の整った世田谷区においては、地域そのものが強みのひとつです。
同じサービスでも他のエリアに比べ、優位性のある立地であると言えるでしょう。

サテライトオフィスやワーキングスペース活用

リモートワークの浸透により需要が高まっているのが、サテライトオフィスやワーキングスペースです。
戸建て空き家をオフィス活用する事例は、以前からあるポピュラーなものですが、管理費用が必要なビルなどに比べて費用も抑えられ、リラックスした雰囲気の中、仕事を進められる利点があります。
郊外と都心どちらからもアクセスしやすい立地であるのも、サテライトオフィスやワーキングスペース活用をお薦めする理由のひとつです。
カフェのような心地良さが感じられるスペースであれば、幅広いビジネスマンからのニーズも高い施設となるでしょう。

空き家を活用したデュアルライフ

今ではリモートワークの普及により、都心に拠点がある場合も、都心周辺に住む必要がなくなるケースも増えてきています。
例えば、週3日は都内の住まいから出勤し、それ以外の週4日は郊外の自宅で過ごす。
そんなライフスタイルを送る人も増えてきており、デュアルライフ(複数拠点生活)として注目を集めています。
出勤が必要な日は世田谷で過ごすという生活は、都心と郊外どちらにもアクセスの良い世田谷区に最適です。
埼玉県や山梨県の郊外に自宅を構え、仕事の際は世田谷の別宅を利用するというシーンを想定しても、比較的ニーズが期待できるエリアだと言えます。

今後さらにデュアルライフ需要が高まれば、都心と郊外の中継地となる空き家も求められるハズ。
早い時期に空き家活用を進めれば、先行投資を抑え、認知を高めることも可能です。
新たな生活様式に対応した、世田谷区に適した新しい空き家の活用法だと言えます。

飲食店など店舗活用

住宅が多いエリア特性を考慮すれば、飲食店などの店舗利用もお薦めです。
空き家を活用したカフェやレストランのほか、デリバリー専門の店舗活用にも有利なエリアであると言えます。
周辺エリアの特性も踏まえながら、リサーチすることをお薦めします。

せたがや空き家活用ナビ始動!区の支援策もご紹介

さて、実際に空き家活用を進める際には、地域自治体の後押しも気になるところ。

必要な時に効果的に活用できるよう、まずは代表的な施策を把握しておきましょう。

せたがや空き家活用ナビ

空き家活用株式会社が世田谷区との協定に基づき運営する、空き家をお持ちの方のための相談カウンターです。
空き家に関する相談に答える空き家専門アドバイザーが常駐し、「売りたい」「貸したい」だけでなく、「どうにかしたいけどどうしたらいいか分からない」「何かしたいけど何から手をつけたらいいか分からない」「相続のことで困ってる」「まずは空き家を片付けたいけど自分では難しい」など、空き家に関するすべてのご相談を受け付けています。

世田谷区空き家等地域貢献活用助成事業

世田谷区の空き家活用を目的として、年に一回行われている助成事業です。
事業者は空き家の活用企画を提出し、その中かから優れた企画に対して、最大300万円の助成金が支給されます。

選定の基準は、地域の課題を空き家活用を通して解決する企画や、行政の力だけでは解決できない課題を解消する企画などいくつかの条件に沿ったもの。
その企画案を実現する資金として、助成金が支給される施策となっています。

令和2年度の募集は締め切られたものの、数年前から、毎年開催されている助成事業であるため、来年度も開催される見通しです。
応募条件や対象物件の条件も指定されているため、エントリーの際は事前確認のうえ、チャレンジすると良いでしょう。

不燃化特区制度

世田谷区では、不燃化特区に指定されている地域として、特別な助成金が用意されています。
不燃化制度とは「延焼による市街地の焼失率がほぼゼロになると言われる、不燃領域率70%の達成」を目標とした取組みで、火事の際などの延焼を防ぐ取組みです。
助成の対象となるのは、老朽建築物の建替えや老朽建築物の除却などで、施工費用の助成を受ける事ができます。

また、条件を満たせば固定資産税や都市計画税の減を受けることも可能ですので、物件所有者の場合は、負担を軽くすることが可能です。
空き家活用の際に直接的に役立つ内容ではないですが、知識として覚えておくと良いでしょう。

空き家等地域貢献活用相談窓口

世田谷区では空き家の活用促進のため、民間の組織へ活用に関する窓口業務を委託しています。
一般社団法人世田谷トラストまちづくりが窓口業務を行っており、空き家活用における相談のほか、空き家所有者とのマッチングを依頼することも可能です。
空き家利活用に関するセミナーも行っているため、知識を深めながら活用を進めることもできます。
取り急ぎの質問や相談があれば、問合せやすい環境づくりも整備されています。

アイデアと運用で世田谷の空き家を財産に!

憧れの住宅地であった世田谷区の空き家には、まだまだ可能性があります。
世田谷の立地や環境を生かし、時代にあった活用をすることが事業成功のキモ。
激動の時代だからこそ、既存の枠にとらわれず、空き家活用における自組織に適したパートナーを、自ら見つけることも大切なのです。

空き家のアイデアを提供し、運用サポートも行っています。

弊社空き家活用株式会社においては、他にも空き家活用に関するご相談や利活用における幅広いサポートを提供しています。
事業を始めるに当たっての空き家探しから、補助金・助成制度の情報提供、全国の空き家活用の事例も踏まえた、活用アイデアのご提案も可能です。

また、事業開始後の運用や管理まで、幅広い企業や個人の空き家所有者様をサポートしています。
私たちは、空き家を財産に変える際の心強いパートナーとなれるよう、相談~管理~提案~活用まで一気通貫で提供している、空き家専門の機関です。

世田谷区はもちろん、ほか地域の空き家活用をご検討の際は、是非私たちへの相談をご一考ください。

(了)

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この記事を書いた人

特区民泊アパートメントホテル運営中のフリーライター。感性に触れたコトを読み手の暮らしに触れるモノに。出雲に生まれ、もう長いこと大阪で暮らしています。

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