【空き家の古民家をカフェにセルフリノベーション@千葉】「動いてみる」そして、得たものとは?

リノベーションはプロを参考に”自分流”で

実は「cafe.hiyori」の二階部分は、ほぼ私がセルフリノベーションをしています。一階部分はハウスメーカーさんにお願いしたんですが、施工されている様子をみて、自分でやりたくなってしまうんですよね。だから、二階は自分ですることにしました。

よく「女性がリノベーションなんてして大丈夫?」と聞かれますが、私でなくても日曜大工に抵抗がない方なら、施工できると思います。

土壁の掃除や木材の移動などは大変な部分もありますが、大切なのは「この壁を壊していいか」を判断することが一番大事です。そういう意味では、失敗を恐れずにやってみることも大切だと感じています。

しかし、計画なしで行なったことで困ったこともあったんです。

事前準備のおすすめ

それは、元々の間取りのままで店舗用に改装したので、キッチンが奥まっていて一人でお店をしている時期は大変だったんですよね。今振り返れば、その点は事前に考えておいても良かったなと思っています。

また、自治体や地域が行う空き家の補助金や支援などについても、まったく存在をしりませんでした。これから空き家活用を考えられている方は、空き家関連のサポートを事前に調べて、利用されると良いと思います。

(写真提供/cafe hiyori)

空き家を活用したからこそ得たもの

この建物は主人の父が建てました。主人が子供の頃、学校の帰りにこの家が出来上がっていく様子毎日を見ていたそうです。

長く空き家だったのですが、リノベーションで綺麗にした際に、元々置いてあった仏壇を自宅に移動することができた時、主人は本当に安心したようでした。

そんな様子を垣間見れたことも、空き家を活用して良かった点だと感じます。

協力してくれるスタッフ、地域の農家さんも仲間

ここまでの話からもわかると思いますが、私は考えるより先に走っちゃうタイプなんです。私が動くと周りの皆が協力してくれて、想いがカタチになっていって。だから本当にいつも、人に恵まれているなあと感じます。

スタッフは1日4名程度で運営していますが、店舗スタッフとは別にオープン当初から相談できる友人が2人いるんです。その友人を私は”総務部”と呼んでいます。

そんな、なんでも話せる総務部を含めたスタッフ達に支えられているお陰で、毎日を楽しく過ごせているのかもしれません。

「cafe.hiyori」で扱うのは、地産地消の国産食材が中心。ですので、顔を見て農家さんから直接仕入れることもあります。

そんな時に、農家の方が喜こんでくれる顔をみることも、仕事の遣り甲斐になっているんです。今後も地域と仲間達と一体となって、愛されるお店にしていけたらと思っています。 

(写真提供/cafe hiyori)

考えすぎないで動けば、道は開ける

私は20代の頃、料理やお菓子の習い事をしていました。その知識をもとに、結婚をしてからは自宅の一部を改装して、簡単なおもてなしの料理教室をやっていたので、料理を作ることには抵抗はありません。

ただ、飲食店で働いたこともないですし、まったく未経験からお店を始めたんですよね。私はとにかくやってみる性格ですので、オープンからただがむしゃらに走ってきた感じがします。今では毎日たくさんの問い合わせをいただける店になって本当に嬉しいです。

最近では遠方から足を運んでくださるお客様も多くいらっしゃいます。郊外の、のんびりした雰囲気と空間を味わいにたくさんの方にお越しいただけて感謝しています。

そこで、スペースを拡張しました。母屋の裏にあった納屋を柱から立ち上げて作っています。7月か8月にはギャラリー兼雑貨屋さんと共に、「naya」としてコンセプトの違うカフェをオープンしたいと計画しているんです。

古道具も置くので、「モノを大切に長く使うことの大切さ」を別の角度からもしっかりと伝えていきたいですね。

(写真提供:Cafe hiyori)
(写真提供:Cafe hiyori)
(写真提供:Cafe hiyori)
納屋は、屋根のすぐ下をガラスにすることで柱が外からも見えるように。
安藤さんのこだわりが細部に詰まっている
(写真提供/cafe hiyori)

とにかくやってみる、動き出す

空き家を活用するうえでアドバイスできることとしては、「考えるときりがないし、とにかくやってみること」かもしれません。

時間があれば考えずに動いてしまう私でも、行動すれば後から協力してくれる人がでてきてくれるんです。だから勇気を持って動きだせば、なんとかなっちゃうものなのだと思います。

(写真提供/cafe hiyori)
(写真提供/cafe hiyori)

(了)

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この記事を書いた人

特区民泊アパートメントホテル運営中のフリーライター。感性に触れたコトを読み手の暮らしに触れるモノに。出雲に生まれ、もう長いこと大阪で暮らしています。