「空き家バンク」の虎の巻〜メリット・デメリットと成功例・失敗例〜

目次

どっちがいいの?「空き家バンク」と「不動産会社」

「不動産会社」と「空き家バンク」の違い

「不動産会社」と「空き家バンク」の大きな違いは、「媒介契約」を結ぶかどうかにあります。

通常、不動産の売買や貸借に於いては、不動産会社(宅建業者)と「媒介契約」が結ばれます。これにより、不動産会社(宅建業者)は、契約成立に向けて善処し努力をする必要があります。

契約成立後に報酬を得る、成功報酬型であることが多いので、業者のモチベーションは上がります。購入希望者や賃貸希望者が現れた場合のその後の手続きもスムーズです。

一方「空き家バンク」は、運営側の自治体と物件所有者の間に「媒介契約」を結ぶことはありません。あくまでも、「空き家バンク」に掲載する手続きを行うことが主な業務になります。

「不動産会社」の利用が向いている人

資産価値が高く、住みやすく需要の見込める物件を所有し、ある程度高値でスピード感を持って売買契約や賃貸借契約をしたい人は不動産会社に依頼するのがいいでしょう。

「空き家バンク」のように、県外市外住まいという利用者制限もないので、より多くの人に物件情報が届きやすいです。それに加えて積極的な販促活動も期待できます。

「空き家バンク」の活用が向いている人

まず第一に、運営元である地方自治体がどのような取り組みを行っているのか、しっかりと調査する必要があります。積極的に活動し、助成金・補助金制度も充実している場合は活用価値は高いです。

さらに、築年数の古い家、辺鄙な場所にある、老朽化が進み大幅な修繕が必須などの要因で、なかなか買い手や借り手が見つからないと予想される場合も「空き家バンク」への登録がおすすめです。

低廉な「空き家物件」の取引の場合、不動産会社に入る成功報酬も低くなるため、注力してくれない、不動産会社も中にはいるので注意が必要です。

「不動産会社」と「空き家バンク」どっちも利用できるの?

既に、不動産会社と媒介契約を結び、取引の依頼をしている物件は、「空き家バンク」に登録することはできません。つまり、「空き家バンク」にも物件情報を掲載してもらい、不動産会社のホームページにも情報を掲載し宣伝活動をしてもらうことはできません。

ですが、「空き家バンク」に登録・掲載し、購入希望者等が見つかった後の不動産取引(売買契約、賃貸借契約)は、不動産会社と媒介契約を結び、仲介を依頼することが可能です。

まずは、自分の「空き家」を知り、そして根気強く!

無料で登録でき、「空き家」の売買や貸出に役立つ「空き家バンク」。ですが、登録したらそれで解決ではありません。

自分の所有する「空き家」の性質や「空き家」の所在する地域の活動・取組みによって、「空き家バンク」を有効活用できるかは違ってきます。任せきりにするのではなく、自分自身で考え、能動的に動き「空き家問題」と向き合うことが何より大切。

何からはじめたらいいのか分からず、「空き家問題」の解決に向かってスタートを切れない人は、まずは、「空き家活用株式会社」へ相談してみて下さい。親切・丁寧・分かりやすく、解決への道筋を一緒に考えてくれます。きっと、大きな一歩を踏み出せます!!

(了)

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この記事を書いた人

旅行会社勤務を経て、フリーランスのライターへ転身。古民家シェアハウスに住み、Airbnbを利用して海外を旅した経験から、日本の空き家問題に興味を持ち、明るい未来に繋がる記事を書いています。

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