物件の種類・用別おすすめの検索方法!
物件の条件が決まったら”効率よく”探したいものですが、効率ばかりを意識してしまうと思わぬ落とし穴や失敗も。ここでは、物件の種類や目的別におすすめの検索方法をご紹介します。
探し方は大きく分けて3種類
①自分で直接探す
車などを利用して物件を探している地域を訪れ、自分の目で条件に合いそうな物件を探す方法。安く物件を入手したい方におすすめ。
→「売家」などの立て札が無くても買える?!
※持ち主が高齢であったり、相続人が遠くに住んでいる場合は空き家バンクにすら掲載されずに放置されている場合があります。理想の物件があった場合、まずは持ち主にコンタクトを取ってみる事をおすすめします。
→ご近所からの情報収集
※特に地方の場合は、ご近所さんの情報網は確かです。ご近所さんに尋ねてみる方法もおすすめです。
→不動産登記簿
※法務省で書面もしくはオンラインで申し込むことで、登記(持ち主)を確認することができます。申し込む際には手数料がかかりますが、オンラインの方が費用が安いです。
②不動産会社を利用する
都市部×マンション・アパートの1室×居住用なら、不動産会社を利用するのがおすすめ!
→不動産会社のサイトで検索した上で内見する。
→不動産会社に直接赴いて、非公開情報や掲載前の情報を入手する。
→不動産会社の人にしか掲載・閲覧のできないポータルサイト「REINS」で検索してもらう。
③自治体を利用する
自治体と聞くと真っ先にイメージするのが「空き家バンク」だと思います。地域によっては確かに有効な検索手段ではありますが、実は移住を検討している方、個人で事業を始めたい方にとって一番おすすめの方法です。
→空き家バンク
※国土交通省と各自治体が協力して実施している政策です。自治体が運営している場合と自治体から委託された第三者機関が運営しているものがあります。
※原則として、契約に介入はしてもらえません。個人間の取引になるため、トラブルが発生しやすいですが、確認をしっかりと行うことで格安で入手できるメリットもあります。
※空き家バンクの仕組みやメリット・デメリットなどは以下にまとめてあります。
→UIJターン説明会
※自治体を利用する場合は、空き家バンクよりおすすめの検索方法です。
※諸条件を満たせば、空き家を修繕するための費用の助成や実質無償で住居を入手できるケースもあります。
※説明会には自治体の職員や先輩移住者なども参加しているため、電話などで問い合わせるより多くの情報を一括して得ることができます。
時間があるなら組み合わせがベスト?!
~各検索方法のメリット・デメリット~
前項でご紹介した自分で探す方法・不動産会社を利用する方法・自治体を利用する方法のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
自分で探す
<メリット>
- 自分の目で見て探すので、希望通りの物件を入手できる可能性が高い。
- 空き家バンク、不動産会社のサイトなどの大きなデータバンクに掲載されていない物件を 入手できる。
※田舎×戸建てをお探しの方には特におすすめです。
<デメリット>
- 時間がかかる。
- 広範囲、多数の物件など「量」を求める方には不向き。
- 不動産登記簿を入手する場合、費用がかかる。
- 建物の安全面について不安が残るため、事業用途の物件探しとしては不向き。
- 個人間での取引になるケースが多いため、トラブルが発生するリスクがある。
不動産会社を利用する
<メリット>
- 大きなデータから選ぶことができる。
- 希望や条件を伝えておくことで、自分の代わりに探してもらうことができる。
- 取引する場合、仲介に入ってもらうことができる。
<デメリット>
- 仲介手数料がかかる。
- 不動産会社の利益が絡むため、物件が一定以下の金額にならない。
- 地域によっては古いタイプの不動産業者が多いため、インターネットを活用できていると は限らないので、検索してもらった情報だけが全てとは限らない。
自治体を利用する
<メリット>
- 人口が減少している自治体が移住者や起業家のために、住宅資金を助成してくれる場合が あるので、格安で物件を入手できる可能性が高い。
- 自治体によっては改修工事費等を支給してもらえる。
<デメリット>
- 空き家バンクの運営は自治体の職員が通常業務と並行して行っているケースも多いため、 すべての空き家をデータとして管理しているわけではない。
- 不動産会社が仲介に入るケースが少ないため、直接取引のリスクがある
- 都市部では、不動産会社の方が圧倒的にデータ量が豊富である。
お読み頂いてわかる通り、探している物件や地域によって検索方法のメリット・デメリットが大きく変わってきます。物件に求める条件が決まっていて、地域も決まっているようであれば、複数の検索方法を組み合わせることで、メリットを大きく享受できるといえます。