代表的な空き家管理代行サービスの比較一覧!メリット・デメリット、選定方法を解説

目次

空き家管理サービスに依頼するメリット

では、本来自身で行う必要がある空き家管理を、専門業者へ依頼した場合はどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、依頼した場合のメリットについて整理しておきます。

メリット①手間が掛からない

空き家管理サービスへ依頼する最大のメリットは、自身で管理する手間を省くことができる点にあります。複数項目ある物件のチェックや、利用し続ける為の物件管理を任せることで、所有者の負担も大きく減るのです。

自宅と所有している空き家が離れている場合なら、移動時間や費用を削減する効果もあります。自社で複数物件の事業を行っている場合や、自身が会社員である場合などは特に、空き家物件の管理を任せられることは非常にメリットを感じられるはずです。

メリット②専門的な管理による安心感

管理サービスによっては、専門的な視点からみた繊細な物件管理を受けられるメリットがあります。効果的な換気の方法や防犯対応などによって、自身では気づくことができないリスクを防止し、空き家を長く良い状態を保って所有し続けることが可能です。

空き家管理を依頼することで、周辺住民への影響を心配する必要も少なくなりますので、日々のストレスを軽減し、安心感を得られる点もメリットと感じられるでしょう。

メリット③防犯効果もある

管理サービスへの依頼によって、防犯効果を向上させることも期待できます。具体的には、空き家管理サービスの看板を物件に設置したり、定期的に管理スタッフが物件に足を運ぶことが、防犯効果に結びついているのです。

管理サービスによっては、壁の破損などによる侵入の原因や、防犯上リスクへの対処を行う事業者もある為、自身が求める場合は防犯に強みのあるサービスへの依頼も可能となっています。

メリット④派生サービスも利用できる

空き家管理サービスは、管理サービス以外の事業を行っている場合もありますので、関連サービスを利用できることもメリットとなります。具体的な物件情報を把握している管理サービスも多くありますので、派生サービスも自身の物件状態に基づいた対応が可能です。

代表的な内容としては、空き家活用のサポートや相談、運用の依頼など幅広くあります。自身の物件にあった対応を任せることができるので、必要があれば派生サービスも考慮したうえで、管理サービスの選定を行うと良いでしょう。

空き家管理サービスに依頼するデメリット

メリットと同様に、空き家管理サービスへ依頼する際のデメリットについても確認しておきます。

デメリット①金額的な負担が必要

空き家管理サービスへの依頼において、最もデメリットと感じる点はサービス利用の費用です。当然ですが、空き家物件の管理のみの依頼ですので、内容自体はさほど難しい内容ではありません。自身でも管理ができる距離や状態であれば、比較的安価で対応できる場合もあります。

依頼する場合の金額的な負担に対し、メリットを感じるサービスであるか、依頼前に検証しておくと良いでしょう。

デミリット②サービス提供事業者を選定する手間

空き家管理サービスを依頼するにあたって、事業者の選定を行う手間も必要になります。初めての依頼を考えている場合は、自身に知識もなく、選定の時間も掛かるものです。後半の章でもお伝えする「選定のポイント」なども参考にしながら、信頼でき情報を基に選定を進めることが、適性な適切なサービス選定の近道となるでしょう。

デメリット③将来的な対策法を考える必要がある

通常の空き家管理サービスのみを行っている事業者へ依頼する場合は、将来的な対策や活用については、自身で計画し対応する必要があります。依頼をすれば管理部分は任せられる為、手早く決めてしまいがちですが、後々活用や対策を行う際に、サービスによっては新たな事業者を選定する必要があることを忘れてはいけません。

とはいえ、自身で行う場合は、改めて知識をインストールしたりと更に時間を費やす内容です。将来的な対策や活用を視野に入れて管理依頼するのであれば、活用や対策ノウハウも提供している事業者への依頼をすれば、将来的な不安や負担についても軽減できるでしょう。

代表的な3つの空き家管理サービスを比較!

ここからは多くの空き家管理サービスのなかでも、代表的なサービスをご紹介していきます。利用料金も目安と特徴に分け、比較しやすい形式にしておりますので、一般的な管理サービスを把握する為にご参考ください。

3社のサービス料金目安と特徴を比較

管理サービス料金目安サービスの特徴
HOME ALSOK・月額4千円程度~
・会員なら月額2千円追加で、管理依頼も可能。
・ホームセキュリティー利用の場合は、月額千円追加。
・警備会社が行う空き家管理サービスで、月額4千円程度から利用可能。
・月額にプラス千円でホームセキュリティーサービスを受けることができ、防犯対策を簡単に行うことができる。
・警備員が巡回を行う為、基本的な防犯効果が高く、会員なら会員価格でサービスを受けることも可能。
大東建託
パートナーズ
・基本管理は月額5千円~
・空き家内部の管理、巡回依頼を含めると月額1万円~。
・マンション管理も依頼可能で、月額は8千円程度から。
・月5千円程度から利用できる管理サービスで、内部巡回まで含めた基本管理の場合は、月額1万円程度が必要。
・住宅関連大手グループということもあり、対応の信頼度と運用のアドバイスを受けられる点が強み。
・資金が潤沢にあり、管理以外のサポートも依頼したい方にメリットあるサービス。
NPO法人
空き家・空き地
管理センター
・一般的な管理サービスは、月額4千円程度から利用可能
・写真報告も可能な100円からのサービスも提供している。
・費用を最低限に抑えたい方にお薦め。
・100円から管理サービスを提供しており、予算があれば別途追加でサービスも依頼可能。
・基本的な管理を依頼の場合は、月4千円程度と比較的高い。
・依頼する部分と自身での対応をカスタムする場合は、メリットを感じられるサービス。

どの管理サービスを選べば良いのか

代表的な3社のサービスをみても、同じ空き家管理サービスですが特徴は大きく異なります。

大まかな目安としては、セキュリティーに重点を置いた管理や、既に会員の場合はALSOK。費用は高額になっても、管理から運用まで任せたい場合は大東建託パートナーズ。安価なサービスや、自己管理とカスタム利用する場合は空き家・空き地管理センターとなります。

しかし、空き家管理サービスはご紹介したもの以外にも幅広くあります。次の章でご紹介するサービスの選定方法を参考に、ご自身の空き家物件にあったサービスをご選定ください。

<次ページ:空き家管理サービスの選定方法とは?>

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この記事を書いた人

特区民泊アパートメントホテル運営中のフリーライター。感性に触れたコトを読み手の暮らしに触れるモノに。出雲に生まれ、もう長いこと大阪で暮らしています。

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