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いよいよ本格的な梅雨シーズンが到来。「空き家」にとって梅雨のジメジメは大敵です。梅雨時期に「空き家」のケアを怠るとカビの増殖や腐敗を進めてしまいます。だからこそ、この時期の「空き家」管理は特に大事で侮れません。梅雨によるダメージを最小限にする「空き家」管理について詳しく解説していきます。
「空き家」は老朽化が早い!
人が住まなくなった「空き家」は老朽化が加速する
日本に溢れかえる「空き家」。団塊の世代が75歳を迎え、国民の4人に1人が後期高齢者となる2025年、日本は超高齢化社会を迎えます。人口減少、核家族化、独居老人の増加など様々な要因が重なり、日本の「空き家」はこれから益々、増加することが予想されます。
2018年の総務省による「住宅・土地に関する調査報告」では、総住宅数に占める「空き家」の割合は13.6%と過去最高を記録しており、1世帯当たりの住宅数は1.16戸と「家余り」の現状を表しています。
人口減少の激しい過疎地方だけではなく、人口流入の多い都内でも「空き家」は散見されるようになってきました。
「空き家」は、人が住んでいる「家」と比べ、老朽化のスピードが早いです。「家」とは本来、人が集い住まうためのもの。人がいなくなった「家」は、途端に輝きを失います。
掃除や換気などメンテナンスを行いながら、「空き家」の管理維持を意識的にしなければ、あっという間に荒れ果て、朽ちてしまうのです。
梅雨時期の「空き家」管理は特に大切!
湿気は「空き家」に限らず、「家」の大敵です。人が住んでいないため、換気が悪くただでさえ埃や汚れが溜まりやすい「空き家」。梅雨時期のジメジメ「湿気」は、カビを増殖させるなど、悪影響が満載です。
足場や天候が悪く、なかなか掃除をする気分になれない梅雨時期ですが、この時期こそ、より注意深く「空き家」を管理することが大切なのです。
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