広さある空き家をリノベーションしてコロナ対策に特化した自宅を

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空き家をリノベーションする前に確認しよう

ネットワーク環境を確保する

テレワークには、ネット環境の整備は必須条件です。

いざ空き家を購入するまえに確認してほしいのが、ネットの回線提供エリアです。場所によっては回線提供エリア外の場合もある為、注意が必要です。

せっかく密集した都会を避けて地方に来たにも関わらず、田舎すぎて光回線の提供がなく、ADSLしか選べない…となってしまうと、まずテレビ会議には出られません。

NTTが提供する「フレッツ光」以外にも、「auひかり」、「NURO光」「地域限定の回線」などがあります。どのような提供回線があるのか確認しましょう。

交通機関の確認をする

田舎に行けば行くほど、人との密集を避けることはできますが、その分交通の便は悪くなり車移動が基本となります。

茨城県などで見かけたのですが、主要駅から少し離れた場所にある2LDK中心のアパート賃貸で、アパートに対し駐車場が全住居分用意されていました。

それだけでも驚いたのですが、なんと用意されている駐車場は、各住居2台分ずつ用意されていたのです。

車での移動が当たり前な地域では、車は一家に一台ではなく、車が運転できる人間一人につき一台あるのが普通なのだと感じました。

それくらい、車移動は常識なのです。

地方では、車の運転ができることを当たり前とした地区計画などがされているので、移住する際は、自分が車の運転ができるのか、できない場合はどのような交通機関を利用して移動をするのかなどしっかりと考えましょう。

交通インフラが整備されていない地域では、乗り継ぎなどが上手くいかず、交通機関の利用だけでは都心に出るのに半日かかってしまうこともあります。

商業施設、スーパーなどの確認をする

地方移住の際に、生活費需品の購入が出来る場所を確保することは大切です。

購入する空き家の周辺に、どのような商業施設があるのか必ず確認しましょう。

ネット通販などで注文すれば問題ない…と思っても、いつも予測をたてて注文するのには限界があります。

地域によっては、週ごとに生協トラックなどが来る地域などもあります。空き家購入を考える前に、住民の方に直接尋ねてみるのも一つの方法です。

その他ライフプランによって確保したいもの

空き家を選ぶ際に、新型コロナウイルスへの対策だけはなく、ライフプランに合わせた地域選びも重要です。

子育て世代であれば、教育環境の確認を、そしてリタイア世代の場合は、病院や福祉施設、介護についての自治体による取り組みなどを必ず確認しましょう。

教育環境も、手ごろな空き家があるからと移住したものの、近隣には14時お迎えの幼稚園しかなく、子どもを夕方まで預けることができないため、結局テレワークが出来なくなってしまった…では元も子もありません。

家を見るだけでなく、周辺環境や自治体の行政状況を踏まえ、一つ一つ丁寧に確認することが空き家購入成功への近道なのです。

相続した空き家をリノベーションする

空き家を売却するよりも得をする?

実家などを相続したものの、いざ売却を試みようとしたところ査定額が低く、家財道具の処分にもお金がかかるため、買い手がつかない現状ではマイナスにしかならない。

また、売るためには更地にすることを考えるものの、更地にした途端に固定資産税は6倍となるため、万が一土地としても売れなければ、ただ税金を高くするだけになってしまう…。

空き家を売却するためには、こうした数多くの難題を乗り越えなければならず、売却するにも時間がかかります。

リノベーションをして空き家を活用すれば空き家の価値も上がり、最終的に売却をする場合も、今の古家をそのまま売るよりは得となることも。

空き家を相続したからこそ、さまざまな角度から物件の価値や活用方法を考えることが、重要なのです。

地方の相続空き家への移住も可能にしたテレワーク

これまでは、地方にある実家を相続したとしても、仕事を辞めてまでの移住ができなかったため、売却や管理をするしか方法がありませんでした。

でもコロナ禍で、多くの企業がテレワークを採用したことにより、地方での生活が可能になったのです。

想い出ある実家を活かしながらリノベーションすれば、費用を抑えた上で、広い居住空間とワーキングスペースを手に入れられます。

今一度、相続する空き家の価値を確認しましょう。テレワークを利用することで、あなたの持つ空き家の価値は変わるかもしれません。

<次ページ:空き家を購入してリノベーションする>

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この記事を書いた人

雑誌編集を経て、現在はフリーの編集ライターに。空き家や外壁塗装など家周りのライティングが得意。「家の間取」を眺めていれば、ごはん三杯までいけます。

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