新空き家活用 空きスペースと地域を結ぶビジネスに

これまで空き家の利用方法といえば、空き家のリノベーションをしたり、空き家を壊して更地にしたりと大工事の末に行うものばかりでした。

しかし、今回取材させて頂いたUNIVEL HOLDINGS株式会社(以下 ユニベルHD)の提案する空き家活用は大きく違います。

新しい空き家、空き地への活用提案がここにあるのです。

そしてさらに、空き家活用の先にある高齢化社会を見据えた新しい街作りについて、ユニベルHDの代表取締役である八田康平さんにお話を伺いました。

目次

テレワークが広まったことで見えた新たな空き地の利用法とは

── ユニベルホールディングス株式会社とはどんな事業を行っている会社ですか。

八田康平(以下 八田) 移動販売車の誘致や、イベント企画運営をベースとした、空間マネジメントという形で事業展開をしています。

簡単に申し上げますと、空いている土地や空いているスペースを我々の方で管理させて頂き、イベントなどをすることで活用させて頂いているというものです。

イベントとは、キッチンカーを呼んできて営業させて頂いたりですとか、物販やフラワーショップさんに営業をしていただいたりするなどなど。

本来であれば、サッカー教室や体験教室なども企画しているのですが、コロナ禍のためできていないのが現状です。

そのため、現状のイベントのほとんどはキッチンカーが中心といえます。

── ユニベルHDが運営する「Mobicook(モビクック)」とはどのようなサイトか教えて下さい。

八田 先ほどお話ししました通り、弊社ではキッチンカーの誘致などを行っており、その空き地とキッチンカーのマッチングプラットフォームとしてこの「Mobicook」というサイトがあります。

場所については、Mobicookのサイト上にて空き地のオーナー様(以下、オーナー)も登録することができますし、弊社でも場所の登録を行っていただくことが可能です。

キッチンカーの事業者様は、出店したい場所があった際にサイトにアカウント登録をし、出店申請を頂くシステムとなっています。

(キッチンカーの出店料金やキャンセル規定などについて詳しくはこちら👇)

Mobicookのロゴ

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この記事を書いた人

雑誌編集を経て、現在はフリーの編集ライターに。空き家や外壁塗装など家周りのライティングが得意。「家の間取」を眺めていれば、ごはん三杯までいけます。

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