連載#2|30年の仲間の秘密基地も出現!商店街は意思の複合体、その未来とは

連載:神戸市灘中央市場『いちばたけ』インタビュー

8つの商店街と4つの市場がある神戸市の水道筋界隈、大きなショッピングモールには無い〈生活に密着した気さくな雰囲気〉が魅力。なかでも大正14年にできた灘中央市場は、一歩足を踏み入れると昭和にタイムスリップしたような雰囲気。このエリアに2年ほど前の2019年春、空き店舗の跡地を活用してつくられたのが、なんと「畑」。その名も、市場の畑だから『いちばたけ』。全国的にもユニークなこの空き地活用の取組み。まずはその現状について、弊社代表・和田貴充が伺いました。

このユニークな取り組みの登場人物は、神戸市職員で、まちづくりを担当していた佐藤直雅さんと、農業を担当していた丸山公也さんのアイデアに端を発し、ふたりで「チームカルタス」を結成。同地域でコミュニティづくりに携わっていた坂本友里恵さんも合流して日常の管理や運営、企画を進められてきました。みなさんにお話を伺いました。


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たった一つの畑から、まるで草花のように「可能性」という芽が伸びていく──

神戸市水道筋界隈の「灘中央市場」で、神戸市職員の佐藤直雅さんと丸山公也さん、そして坂本友里恵さんを中心とする「チームカルタス」の活動を見ていると、そんな言葉が心に浮かびます。

2019年春、彼らが空き店舗の跡地を活用して「畑」を作った直後に、同じ市場内の空き店舗を借りて出来たのが工作室の「C-SPACE」です。そこは「ぐる☆」こと星野さんら機械好き“中年男子”3人の秘密基地。永遠の少年を自認する弊社代表・和田貴充のテンションも、終始上がりっぱなしでした!

* * *

和田 完全に大人の遊び場ですね!

ぐる☆ 遊び場です。

坂本 ここは星野さん、山本さん、あともう1人の計3人で始められした。ちょうど私達が「いちばたけ」をはじめた2年前、シェアスペース「いちま」のDIYやっているときに山本さんが通りがかって、「友達3人でこういうことをやりたいのだけど空き店舗ないですか?」と話しかけられたんです。そうしたちょうどここの所有者が「うちも貸したいわ」となって……

佐藤 「こんな人いますよ」と紹介したのがきっかけです。 

ぐる☆ 僕ら3人は35年以上のつきあいで、昔からこんなことばかりやってるんです。ハタチ前後のときも灘区の記田町というところで一軒家を借りてましたし。その後、僕が仕事で岡山にしばらく行っていたので中断しましたが、3年前に神戸に帰ってきたので「ほな何かやろか」と。

和田 ここは3人にとって何をするための場所なんですか?

ぐる☆ 何ってつもりはないんですよね。こんなん家で散らかしてたら家族が怒るでしょ? でも散らかしたいから、じゃあ散らかせる場所さがそうぜというだけのことです。

和田 普段はどんなお仕事をなさっているんですか? 

ぐる☆ ざっくりはコンピュータ系。いまはそれを教える教員です。

和田 だったら詳しいですよね。

佐藤 実はこの部屋にはいろんな仕掛けがあるんですよ。 

ぐる☆ 今も皆さんの写真を2台のカメラで撮ってますからね。別に盗撮じゃなくて、誰かがwi-Fi を掴んだのを合図に自動的に室内の写真を撮ってSlackに流す仕組みを作ったんです。そうしたら今日は誰々がおるなと、他の奴も来やすいですから。

和田 それめっちゃ面白いですね。うちも会社の出退勤管理に使おうかな。

ぐる☆ 昨日も深夜1時43分まで、仲間の1人が何やらやってるのが証拠で残ってますわ(笑) 

* * *

2階にもお邪魔させていただきました。

これまた秘密基地的なスペース! 本格的なレーザーカッターあり、半分手作りの3Dプリンターあり、ネット配信が出来るグリーンバック付きのコタツあり、機動戦士ガンダムに出てくるザクの作りかけの頭あり……。

弊社代表・和田のテンションもぐんぐん上昇!

和田 僕ら全国で秘密基地選手権やろうと思ってるんで、その時は是非エントリーしてくださいね!

<次ページ:つくった場所で、儲ける?儲けない?の難しさとは>

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