ウィズコロナ時代 空き家再生にシェアオフィスがおすすめな3つの理由

2020年、突如始まった新型コロナウィルスの流行。

12月現在でも、アメリカやフランスでは第二波といえるほど感染者数は増え続けており、アフターコロナを語るには時期尚早です。

「ウィズコロナ」が叫ばれる中で、感染拡大防止に努めながら過ごす日々は、新しい働き方へのシフトを余儀なくされ、それに伴って働き方や暮らし方に対する人々の考え方が大きく変化しています。

この影響で、空き家を取り巻く環境にも変化が。

「テレワーク」「ウィズコロナ」「地方移住」が注目を集め、日本では動きの少なかった中古市場、中でも高額な物件の流通が盛んになっています。

一方でコロナ禍による経済活動の低迷により、空き家を活用し個人で民泊を運営している事業者の多くが撤退を余儀なくされている現実があります。

この記事では、ウィズコロナ時代、そして新型コロナウィルスの流行が終息した時でも通用する空き家再生方法を、人々の考えの変容に合わせて解説していきます。

目次

今 空き家再生にぴったりの方法は何か?

コロナウィルスの影響により、新しい働き方・暮らし方が徐々に定着しつつあります。

そのような中で、人々の暮らし方への変化も大きく、「テレワーク」「地方移住」「DIY」「ワーケーション」が注目を集めています。

そんな今にあった空き家再生は何か?人々の考え方の変容を踏まえて解説していきます。

変わりつつある現在 空き家をどう活用するか

内閣府による「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」では、10代で7割、一番低い70代でも約38%の人が「新しいことにチャレンジを始めた」と回答しています。

チャレンジの内容を見ると、10代ではオンラインやインターネットを活用した発信や配信などが最も多く、20~30代では起業や副業、資格取得のための勉強などが半数以上を占める結果となりました。

一方40代~60代では、これまで忙しくて手が回らなかったことを始めたと回答した人が多く、オンラインを活用した習い事やDIY・ハンドメイドなど、時間はかかるものの自分らしい暮らし方を支える環境づくりに関心が高まっています。

このような考え方の変化に伴い、これまで日本では市場が成熟していなかった「中古市場」の取引が活発になっています。

海外では新築よりも中古物件の市場が活発で、アメリカでは住宅流通市場の83.1%、イギリスでは87.0%、フランスでは68.4%が「中古物件」の流通シェアですが、日本では2013年時点で14.7%と低迷しています。

原因は色々とありますが、大きな背景として「新築信仰」があります。

ところが、テレワークを導入する企業が急増したことにより、通勤の必要がなければソーシャルディスタンスを確保しながら地方で暮らしたいと考える人が増え、これまで中古市場の中でも動きの少なかった400万円~800万円という高額物件の取引が殺到しています。

中古市場の流通が活発になったのは、移住後すぐに生活を始められるようにリノベーションの必要がない、あるいは少なくて済む、状態の良い物件の取引が増えていることに起因しています。

動き始めた中古市場で狙い目は400万円以下の物件!

テレワークの普及により通勤の必要性がなくなった今、自然の豊かな場所でゆったりと暮らしたいと考える人が増えています。

地方移住への注目も合わさり、移住後に改修などの必要がない中古市場としては高額な400万円~800万円前後の物件に人気が集中しています。

もしあなたが「空き家を活用したいけれど費用を安く抑えたい」「空き家のオーナーとなったが、物件の価値が高額ではない」
とお考えでしたら、逆にチャンスと言えます。

基礎部分に関わらない程度のDIYやセルフリノベーションを楽しみたいのであれば、400万円以下の物件は沢山あります。

ある程度自力で行う必要はあるものの、初期投資はかなり抑えられますので、おすすめです。

ご自身に合う空き家を効率よく検索する方法は、後の項目で解説しておりますので、気になる方はそちらも併せてお読みください。

ウィズコロナ社会でも通用する5つの空き家活用法

低価格帯の物件がおすすめなのはわかったけれど、ウィズコロナ時代にどのように空き家を再生していけばいいかとお悩みの方も多いはず。

コロナ禍以前では、格安の空き家を入手しセルフリノベーションを施して、インバウンド需要に合わせた新法民泊を始める活用法が人気でしたが、コロナ禍によって外国人観光客は90%以上の減少と苦戦を強いられています。

では、短期間で収益化でき、かつコロナ禍にあっても長期的に需要がある活用法はなんでしょうか。

筆者おすすめの活用法は以下の5つになります。

①ワークスペース

②シェアサロン

③レンタルスペース

④荷物預かり

⑤グランピング施設

特におすすめの活用法がワークスペースとレンタルスペース。ワークスペースについては、次項で詳細に解説をしていきます。

レンタルスペースは、先に解説した内閣府の調査結果により、10代~30代がオンラインによる情報発信や配信に関心があり、実際に始めていることがわかっています。

大手ストリーミングサービスのYouTubeなどでは、自分で撮影機材や照明などを揃える人が多いため機材等の初期投資は抑えて、感染対策が施されたオリジナリティ溢れる撮影スタジオが人気を博しています。

詳しくは以下の記事で詳細に解説していますので、上記の空き家活用法に興味がある方はこちらを参照ください↓
ウィズコロナで仕事場に困る人急増!「ワークスペース×kakeru」がおすすめ!

<次ページ:今後も需要が高まる空き家再生法>

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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