空き家を活用した【現代型デュアルライフ】のリアルとおススメエリア

目次

タイプ別でみる、現代型デュアルライフの形

ここまでは、現代型デュアルライフを実践している人はどんな人なのか、どのようなエリアで行っているのかを見てきました。
ここからは、デュアルライフを実際に行われている方達が「何を求めて」、また「何を得たのか」を中心に深掘りしていきます。

自然豊かな環境で子育てタイプ

先にも触れましたが、利便性を追求した都市集中型の暮らしに違和感や閉塞感を感じ、お子様を自然豊かな環境で育てたいという方。
この選択をされている多くのご家庭で、お子様がテレビやインターネットを見ることが少なくなり、自分でおもちゃを自作するなど想像力やサバイバル力が向上したとおっしゃっています。

プレ移住タイプ

将来的には移住をしたいけどやっていけるか不安。
お仕事は?学校は?地域で暮らしていけるの?こういった疑問は住民票を移す本格的な移住の前に、デュアルライフで体験をしたいという方が多いこのタイプ。
近年ではU・I・Jターン説明会も進化、インターネットやSNSを通じて、バーチャルに街並みを紹介したり、オンラインで学校関係者や役所の職員と直接会話をできる工夫がされています。
自治体として積極的に移住者を受け入れている地域では、プレ移住者にも温かく受け入れる土壌が出来上がっている場合が多いです。

社会貢献・地域貢献・町おこしタイプ

阪神大震災の翌年は「ボランティア元年」とも呼ばれ、ボランティアや社会貢献に対する意識が若者を中心に大きく変化した年でもありました。
これまでも何か貢献したいという方はもちろんいましたが、困っている人がいたら勇気を出して具体的に行動しようという人達が増えています。
デュアルライフを通じて、これまで培ったスキルを活かし地域に貢献をしたり、町おこし隊に参加をして外部の人間だからこそ気づくその土地の魅力を発信することに意義を見出している方も増えています。

趣味満喫タイプ

釣りやマリンスポーツ、ウィンタースポーツ、キャンプ・アウトドアなど、都会では十分に堪能できない趣味を満喫できるエリアで実現したい、といのがこのタイプ。
都市部では隣近所との物理的距離が近いため、騒音などトラブルに発展しやすく、戸建を買うには費用が・・・という方達が、自然豊かなエリアで広々とした戸建を借りたり、安く購入してDIYを心行くまで満喫するパターンが多いです。

◎U・I・Jターン・ふるさとづくりタイプ

自身の故郷や、配偶者の故郷、あるいは都会育ちで田舎が無い人など、人との繋がりや温かさを感じたいタイプ。都市部では人との繋がりが希薄ですが、田舎では魚や野菜をおすそ分けしてもらうことは日常茶飯事。
物理的距離は都市部より遠くても、心の繋がりが感じられる身近な実家・故郷をデュアルライフで手に入れた方達です。

副業タイプ

社会貢献タイプと少し似ていますが、DIY可能な物件を賃貸もしくは購入をし、休日やフリーランスとしての強みを活かしてDIYを施し、地域の方達にハンドメイド教室を開いたり、民泊を営むといったデュアルライフを楽しんでいる方もいます。

<次ページ:苦戦する空き家探し~筆者の体験~>

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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