腰本さんがいるから栗山町にする。新しい移住基準のヒントと、空き家問題

目次

移住体験の客層の変化やマッチングの難しさはありますか?

移住体験は今までの傾向では、「夏の間だけ避暑をしたい」という目的の方が主流でしたが、ここ数年で意識や客層が変化しているのは感じています。

「一回行ってみて自分が本当に住めるかどうかを確かめたい」という熱心なお問い合わせが増えてきた昨年ではありました。コロナ禍で移住体験の受け入れは全面的に中止をしていましたが、今年度より再開しています。栗山町に足を運んで頂いて、尚且つここに住むと決めてくれる方が増えたらいいなと思います。

そのためには、移住の候補地として栗山町に来てみようという方を、これまで以上に増やしていきたいと考えています。

「くりやまクリエイティブステイ」の参加者さんと、栗ひろい体験

ー今年はイベントなどはありますか?
直近では以下のイベントが予定されています。

オンライン移住イベント”北海道移住のすゝめ”
  日程:令和4年2月20日(日)
  詳しくはこちら:https://iju.hokkaido.jp

・くりやま暮らし体験モニター2021(冬)
  期間:令和4年1月6日(木)~3月31日(木)のうち、最短3泊4日以上の希望する期間
   詳しくはこちら: http://www.kuriyama-iju.com/monitor2021_winter-.html

・令和4年度くりやま暮らし体験
  期間:令和4年4月1日~令和5年3月31日のうち、原則1週間から1ヶ月まで
   詳しくはこちら: http://www.kuriyama-iju.com/taiken2022-.html

ー移住コーディネーターとしての今後の展望や新しい取組みについてお聞かせください

私がこの仕事を始めてから、実際に栗山町に移住された方々との繋がりが出来てきたので、移住体験者さんに先輩移住者さんをご紹介することが少しずつ増えてきたんですよね。その時に「栗山町はいいところなんで、是非来てくださいね」と先輩移住者さんが話して下さるのが本当に嬉しくて。

なので、ここに住んで良かったなと思ってもらえる方をもっと増やしたいのと、すでに移住されている方々とのご縁をより一層深くしていきたいです。

 それと新しい取り組みとしてFacebookグループでオンラインサロンの立ち上げも進めています。これまで少しでも栗山町への移住に興味を持ってお問い合わせ頂いた方など、移住を真剣に考えている方向けのクローズドなサロンです。移住のイベントや住まいや暮らし、仕事について以外に、グループでのみ提供する情報も配信していくような感じですね。

栗山町の空き家はどういった現状ですか?

空き家の需要や問い合わせが昨年、今年と過去にないくらい増えました。元々、空き家の所有者さんへアプローチをかけ始めたのが最近だったというのもありますが、需要に対して提供できる情報が足りていない現実があります。

呼びかけを始めたことによって空き家の情報は集まりつつありますが、それらがすぐに賃貸や売買に繋がるかというと時間がかかる感じですね。

所有者さんが老人ホーム・施設・病院に入っているため、何年も空き家になっているんだけれども、ご存命中は手放せないというケースも多いです。

先日、小林酒造の中にある小林家さんに伺ったんですよね。家屋のガイドツアーに移住体験者さんをお連れしたんです。

そこは築120年くらいの古民家で、もともと歴代の蔵元の住居だったんですけど、最後の住人(現小林酒造社長のお母様)がもう住むのをやめるってなった時に「この建物を壊すか」という話しをお子様3人にしたら、誰一人壊そうよという人はいなかったそうなんです。

小林家

そして、古民家を維持・保存するための会社を長女さんが立ち上げて、「小林家」として続けてこられたという話をもう何度も聞いていたはずなんですけど、今回の取材を受けるにあたり、改めて空き家について考えていたこともあってか、凄く胸に刺さって。

朽ち果てていくであろう空き家を、自分が住まなければ手放したいとか、管理するのが大変だとか、ネガティブな方向に考える方が多いと思うんですけど、そこを維持していきたい、何かいい方法はないだろうかと考えた上で、今そういう風に事業としてやっていらっしゃる。

このストーリーの素晴らしさに改めて気づく事が出来ました。

栗山町へ移住を考えている方へ向けて一言お願いします

うちの町は北海道で屈指の観光地である美瑛・富良野・札幌・小樽のような知名度はありません。でも、「実際に来てみたら住みやすそうだね」と思ってくださる方が多いんですよね。少しでも興味があったら躊躇せずに一度は訪れて頂きたいと思っています。

私も町内のご案内や、情報提供など栗山町を知ってもらうお手伝いをさせて頂きますので、少しでも心に引っ掛かるポイントがありましたら「迷うことなく来るべし!」とお伝えしたいですね。

取材後記

移住は刹那に到達できるゴールではなく、また一度到達すればそこが終わりでもありません。
まずはわが町を多くの方に知ってもらい、そこからお問い合わせに繋がり、何度も何度もやり取りを繰り返しながら、実際に訪れ、住むことを決め、引っ越し。仕事や生活、地域との交流を深めて定着していく。

くりエイトする町栗山町。
そこで、たった一人の移住コーディネーターである腰本さん。
Twitter、Instagram、Facebook、YouTube。あらゆるSNSを活用して栗山町をPRし、徐々に増えるお問い合わせの一つ一つに丁寧に対応。「あの人がいるからまた訪れてみようかなと思ってほしい」と一度のご縁を大切にする姿は一期一会という言葉そのもの。

日々ご自身でも町歩きをしながら、先輩移住者や町の方々との交流を深め、栗山町の新しい魅力を発見され、VLOGとして発信しています。

「第一村人でありたい」

この言葉からは、栗山町以外の地域から来られる方にとって、最初に出会う栗山町民でありたいという想いがあると同時に、腰本さんご自身もまたこの町に初めて定着した村人のように新鮮な気持ちで、日々町の魅力を発見しているー。そんな想いが感じられます。

移住は大きな決断であると同時に、未来を自由に描く舞台を手に入れることでもあります。その舞台に辿り着くために必要なのは「行動」というチケット。

豊かな自然、アクセスの良い立地、温かい町の皆さん。

そして、町とあなたを繋ぎ、その繋がりを大切に紡いでくれる腰本さんというかけがえのない存在。

あなたもアクションを起こして、栗山町で人生を「くりエイト」してみませんか?

【腰本さんのSNS】

はてなブログ  https://kuriyamaic.hatenablog.jp

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「移住Cコシモト」のVLOGも公開中です ⇒ https://www.youtube.com/channel/UCKDMoKCyvYDrPmuZBVfSqSw

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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