メゾネット物件にはどんなものがある?メリットやロフトとの違いを解説

目次

メゾネットのデメリットにはどんなものがある?

メゾネットタイプの物件には、人によってはデメリットと感じる部分もあります。

ここでは、メゾネットのデメリットにはどんなものがあるのかをご紹介します。

掃除がしにくい

フロアが分かれているメゾネットは、ワンフロアの住宅よりも掃除がしにくくなります。特に掃除機がけは「掃除機を持って階段を上り下りするのは面倒」と感じる方もいるでしょう。

それぞれの階に掃除機を設置する、軽いコードレス掃除機を使うなどの工夫が必要となります。

冷暖房効率が悪い

メゾネットは上下に広い空間であるため、冷暖房が効きにくいというデメリットがあります。温かい空気は上階に抜けるので上階は暑く、下階は寒くなりやすいのです。

建物の断熱性能や冷暖房設備によっては問題がないことも多いのですが、ワンフロアの住宅より冷暖房効率が悪くなる傾向はあります。

家具や家電の搬入が大変

メゾネットの上階に大きな家具や家電を置く場合には、階段を登らなければならないため搬入が大変になります。引っ越しの際以外にも新たな家具や家電を購入するときに搬入がネックになることがあるかもしれません。

また、数は少ないものの2階にキッチンがある間取りでは日常の買い物でも重い荷物を持って階段を上がらなくてはならないため、ストレスの原因となる場合があります。

年配の方にとっては暮らしにくい

階が分かれているメゾネットは、段差をなくしたバリアフリー住宅とは対照的な造りです。

年配の方や足の不自由な方にとっては暮らしにくさを感じる場面が多くなるでしょう。

2人以上で住む場合に生活空間を上下の階で分け、年配の方は下階部分だけを使用するのであれば問題ありません。また、かね折れ階段・折り返し階段など、直線の階段でなく途中で曲がっているタイプの階段であれば、万が一転倒した際に最後まで落ちてしまうことが少なくなります。

掴みやすい手すりが設置され安全性の高い階段であれば、高齢の方であっても階段の上り下りが毎日の運動としてちょうど良いと考えることもできるため、一概にデメリットとはいえません。

ここまでお読みいただいた方はすでにお気づきかもしれませんが、これらのデメリットはあくまでも一般的な集合住宅と比べたときのデメリットです。戸建住宅でもメゾネットと同様のデメリットが発生するため、同条件の戸建住宅と比べると特にこれといったデメリットはありません。

メゾネットの活用方法

メゾネットの構造やメリット・デメリットは把握できたでしょうか。

ここでは、メゾネットでの暮らしはどんなものがあるのか、どんな生活を送ることができるのかをイメージできる画像をSNSからご紹介します。

螺旋階段はそれ自体がおしゃれなインテリアとなります。メゾネットの構造上なくてはならない階段をデザイン性の高いものとすることで、存在をメリットとして感じられる物件です。

このようなおしゃれな物件は、都会的な生活を望む一人暮らしの方や同棲するカップルに人気があります。

メゾネットの階段部分にアートを飾ることで立体感が出ておしゃれな印象に。階段部分をコーディネートできるのもメゾネット暮らしならではです。集合住宅とは思えない雰囲気が出ています。

メゾネットの1階部分をリビングとし、寝室を別に設けることで生活感のないおしゃれ空間となっています。物の多くなりやすい子どものいる家庭でも、このように生活空間を分けることでおしゃれな暮らしが可能です。

メゾネットの1階部分をリビング・談話スペースとした事例です。住まいの中にお気に入りのスペースを造りたい方、インテリアにこだわったおしゃれな空間を作りたい方に、メゾネットはぴったりといえます。

オープンなデザインの階段なら圧迫感が少なく、使えるスペースも多くなります。

このようなデザイン階段は近年人気となっており、メゾネットでも取り入れる物件が増えています。

<次ページ:賃貸で人気なのはメゾネットだけじゃない>

1 2 3
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ボイストレーナー兼ライター。生活をより良く、快適にする記事を中心に様々なジャンルで執筆しています。YoutTubeで誰でもできる3分ボイトレ動画配信中です。

目次