空き家になる前に!新型コロナウィルスの影響で困窮する方への救済措置

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空き家になる前に!新型コロナウィルスの影響で困窮する方への救済措置_最新の情報を知って、空き家を増やさない

ウィズコロナ時代に不動産の新サービス4選!

ウィズコロナの影響により大ヒットしている商品があります。

そのうちの1つが手で直接触れずにドアを開けることができるオープナー。

このように、感染に対して敏感になっている中、直接接客をするタイプのお店では「来店控え」による収益減が続いています。

一方で、来店が必須の不動産業界でも新しい取り組みをする企業が増えてきています。

ここでは、極力対面や来店を省略したウィズコロナ時代の「新しい不動産契約の取り組み」をご紹介します。

①オンライン見学

ARや3Dを駆使して、これまでのような画像だけではなく、実際の間取りを3次元で捉えられるような見学方法を取り入れる企業が増えています。

また、不動産会社のLINE公式アカウントを友達追加することで、スタッフが現場に赴きオンラインで室内を通話しながら確認できるシステムなど、工夫を凝らしています。

②スタッフレス内見

コロナ禍以前の内見では顧客が不動産会社に来店し、不動産会社のスタッフが現場に顧客を伴って行うのが通常でした。

しかしながら、屋内で密接になる内見を顧客が避ける情勢を踏まえて、事前にスタッフがカギを開けておくなどスタッフレス内見などの取り組みが行われています。

③IT重説

契約に欠かせないのが「重要事項説明書」に基づいた説明責任。

こちらについても感染防止の観点から、LINEやオンラインミーティング機能を利用した「IT重説」を活用する企業が増えています。

④キーレス

電子鍵やスマートロックなどを活用し、スマートホンやカードキーなど直接触れることなく開錠が可能なシステムを取り入れています。

このように、対面の機会を最大限カットした接客スタイルは、顧客だけではなく企業にとっても業務の効率化や人件費の削減など、メリットの多い手段になります。

導入に際してコストがかかるものもありますが、来店控えにより収益が減少していることを鑑みれば、総合的に企業にとっても利点になるので取り入れる企業は今後も増えていくでしょう。

チャンス到来?!にぎわいを見せる空き家市場

コロナ禍で様々な業界が収益減に苦しんでいます。不動産業界も実際に足を運ぶ必要があること、勤めている会社の業績が落ちていることにより収入が減少していることなどから、苦戦を強いられています。

そんな中でも、”ウィズコロナ”で逆に業績が上がっているのが「空き家市場」。

特に、地方の戸建てが伸びています。ここでは、どのような空き家が人気なのか、またその理由を解説していきます。

テレワーク、リモートワークの導入で変化した「暮らし方」

新型コロナウィルスの感染対策のため、テレワーク・リモートワークを導入している企業は約37%に上り、テレワークを経験した人の8割が継続を希望しています。

テレワークの恩恵は、主に以下のようなものがあります。

  1. 通勤時間が無くなる
  2. 家族との時間が増える
  3. 通勤がネックになり就業できなかった人へ、就業機会の拡大
  4. 休暇取得がしやすくなる

しかし、デメリットやこれから解決していかなければならない課題も浮き彫りになっています。

最たるものが「家庭で仕事をする環境が整えられない」というもの。

  • お子様がいるご家庭ではオンライン通話が難しい
  • 家族が長く家で過ごすことによって、暮らし方や快適さの価値観の変容が起こっている
  • 通勤の必要がなくなったことによって、今までやりたいと思っていたことにチャレンジをしたい
  • 給料が減少したことにより、副業や収入につながる資格に挑戦する人が増加

これらを解決するために、田舎や実家のある地方で広い戸建てに移り住むことを検討する人が増えました。

ウィズコロナ時代に売り手市場の空き家タイプ

コロナ禍によって、「売り手市場」になっている空き家ですが、すべての空き家がそうなっているわけではありません。

新型コロナウィルスによって人々の働き方への意識がどのように変化しているかを内閣府が調査した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」では、やりたかったけれど今まで忙しくて手が付けられなかったことを始める人が増えています。

その内容は、家庭菜園などの趣味のものから、セルフリノベーションや副業といった事業規模のものまで幅広く、ウィズコロナを意識して働き方を含めた「暮らし方」に対する意識の変化が伺われます。

YouTubeなどのストリーミングサービスにおいても、家庭菜園の始め方、格安空き家を入手してセルフリノベーション、DIY、ハンドメイド、釣りといったジャンルが、急上昇しています。

背景としては、ウィルスという見えないものに対する恐怖心などから、家族に安心・安全なものを食べてもらいたい。

また、特にお子様がいるご家庭では、のびのびと外出できない状況の中で、屋内でも楽しく暮らす方法の模索。

収入が減少することへの不安から、半自給自足のようなライフスタイルへの憧れなどが垣間見えます。

これらの条件に当てはまる空き家はどんな空き家でしょうか?

  • 地方(できれば海の近く、もしくは山や畑付き)
  • 格安物件
  • 500万以上の高額中古物件(転居してすぐに生活ができる物件)
  • セルフリノベーション可能な物件

このような物件への申し込みが殺到しています。

格安物件はセルフリノベーションを施してよいという条件で購入・賃貸される方が多いのは、コロナ禍以前でも見られる傾向でした。

しかしテレワークの導入により手を加えなくてもすぐに移り住むことができる、これまでは中々成約に至らなかった400万円~800万円前後の中古物件が人気になっています。

<次ページ:格安空き家にひそむ落とし穴!失敗しない空き家選び>

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この記事を書いた人

リラクセーションサロン・大手コンビニ・福祉業界と異色の経歴を持っています。今は田舎に戸建てを借りて都内と二拠点生活するフリーライターです。

次世代が活躍できる舞台づくりをフィールドワークにしています。

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