「ボロ家を買う」が私のなかの正解。さまざまな経験と予想外の喜び。(後編/DIY編)

目次

4件扱って感じたDIYのメリット。「ボロ家」には、お金もお金以上のモノも詰まっている。

― ちなみにDIYをこれまでやってきたなかで、思わぬメリットはありましたか?

子どもが小さいですから、自宅でやんちゃすることも多いのですが「多少のことなら直せば良いや」と思えるので、モノを壊しても怒る必要がなくなりましたね。あとモノを実際に作ってみると、本当の価値や相場がわかるので、壊れても動じなくなったのもメリットのひとつかもしれません。

なによりDIYの最大のメリットは、替えの利かない喜びを感じられることだと思います。イメージがカタチになった空間をみて、入居者さんが「この家気に入ったから住みたい!」と喜んでくれることが快感です。
漫画と一緒で、自分が作ったものを喜んで貰えるというのが私の一番のモチベーションになっています。それにお金がついてくると万々歳なんですけどね。

よく賃貸か購入かみたいな住宅論争がありますが、私が思う正解は絶対「ボロ家を買う」だと思うんですよね。500万くらいの。
古い建物が元々好きなのもあるのですが、欄間(らんま)の細工などはたまらない味わいがありますし、そもそも空き家はまだまだ使えるものばかりです。

私でもDIYをしながら暮すことができましたし、ついには貸したり売却したりもできました。愛着も湧いてきますし、他人にだって喜んでもらえる。ボロ家にしかない雰囲気や喜びがあるので、空き家の購入・活用を多くの方におススメしたいです。

― 「ボロ家を買うが正解」とは面白いです。お金が好きと言われていましたが、実は心が満たされることが継続されている一番の理由だと感じます。
橋本さんのように手を掛けると、なんだか手放せなくなりそうですが、必要な時には手放せるものですか?

はい、2年暮らしながら手を掛けた自宅も、私は割とすんなりと売却しちゃいました。駅から少し距離があったこともありますが、いろんなところに住みたい性分なのもあるかもしれませんね。

― 空き家の運用にはぴったりの性格ですね。DIYで手を掛けた分、値段を上乗せしたくはならないのですか?

私の場合は、逆に安く提供したいんです。DIYは自分も楽しませて貰っている趣味のひとつですし、やはりプロの仕事と比べるとアラもあります。だからできるだけ安く提供することで、多くの利用者さんに喜んで利用して貰えると嬉しいですね。  

ー 最後に橋本さんの今後の展望をお聞かせ下さい。

当面は無理のない範囲で物件を増やしていって、将来的には年金の代わりにできたらいいなあと思っています。
DIYってすごく時間がかかるので、築年数が浅めのにものも注目をしています。古すぎる物件だと長く貸すことができないので、一回のリフォームで長く使える物件を今後は見つけて行きたいと思っています。

(了)

*  *  *

空き家のお困りごと解決の第一歩に!
空き家情報がLINEで届きます

空き家のお困りごと解決の第一歩には、空き家活用株式会社公式LINEがおすすめです。

● 所有している空き家のことで困っている
● 親が持っている空き家の今後が心配
● 活用できる空き家を探しているけどなかなか見つからない

そんな方は、ぜひアキカツ公式LINEを友達登録してください!

LINEでは、空き家のお困りごとの解決方法や、活用できる空き家の新着情報をお届け中。
定期的に届く空き家のお役立ち情報があなたの課題解決をサポートします。

友だち追加

*  *  *

空き家をお持ちの方へ

「所有している空き家をなんとかしてほしい!」

そんな方は空き家の相談専門サービス「アキカツカウンター」へぜひ一度ご相談ください。

アキカツカウンターとは、空き家所有者の課題解決をナビゲーションする、空き家の相談専門サービスです。
空き家の「片付け」「相続」など、売る・貸すの前のお困りごとの相談もOK!

詳しくはこちらをご覧ください!

▼アキカツカウンターについて
https://navi.aki-katsu.co.jp/counter

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

特区民泊アパートメントホテル運営中のフリーライター。感性に触れたコトを読み手の暮らしに触れるモノに。出雲に生まれ、もう長いこと大阪で暮らしています。

目次